特許
J-GLOBAL ID:200903016402085214

断層情報読取方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柳田 征史 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-143362
公開番号(公開出願番号):特開平7-005100
出願日: 1993年06月15日
公開日(公表日): 1995年01月10日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 光ファイバ等にモード結合等の外乱が加えられた場合にも、高S/Nで断層情報を読み取ることを可能にする。【構成】 可干渉距離の短いSLD光を、可干渉距離より大きな光路差ΔLを有する2つの光路S1 ,S2 をそれぞれ通過する2つの光a1 ,a2 に分割し、光路S2 上に光路長変調手段37と周波数シフト用のピエゾ素子32を設け、2つの光を干渉させずにイメージ光ファイバ40に入射する。イメージ光ファイバ40の媒体10側端面にハーフミラー41を設け、光ファイバ40に入射した合波光a3 の一部をハーフミラー41により反射し、残りを媒体10に入射し、照射された光により媒体10の上記光路差ΔLに応じた所定の深さ位置Δdにおける後方散乱光と、ハーフミラー41により反射した光とを光ファイバ40内で干渉させ2次元アレイ光検出器30により検出する。
請求項(抜粋):
低コヒーレンスな光を、異なる2つの光路にそれぞれ沿って進行する第1の光と第2の光とに分割し、該第1の光の周波数を該周波数とわずかに異なる周波数にシフトし、該周波数のシフトされた第1の光と前記第2の光とをそれらの光路差が前記低コヒーレンスな光の可干渉距離を超える位置において合波し、該合波された光を、断層情報を読み取ろうとする光散乱性の媒体の近傍まで導光し、該導光された光をその進行方向と逆向きに進行する第3の光と、その進行方向を維持し前記光散乱性の媒体を照射する第4の光とに分割し、該第4の光の照射を受けた該光散乱性の媒体からの後方散乱光と、前記第3の光とを合波し、前記第3の光を構成する前記第1の光の成分と第2の光の成分とのうち、該第1の光と第2の光が分割されてから合波されるまでの光路長の長い方の光の成分と、前記後方散乱光を構成する、該両光の成分のうち前記光路長の短い方の光の成分とが干渉した光の強度を検出し、該検出された光の強度に基づいて前記後方散乱光の強度を光ヘテロダイン検出することにより、該光散乱性の媒体の所定の深部の微細構造情報を得ることを特徴とする断層情報読取方法。

前のページに戻る