特許
J-GLOBAL ID:200903016427742368

吸収式冷凍機を用いた空調装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 弘男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-238742
公開番号(公開出願番号):特開平8-105664
出願日: 1994年10月03日
公開日(公表日): 1996年04月23日
要約:
【要約】【目的】 凝縮器温度の上昇を待って開始される空冷ファン制御を常に円滑に行なわせることのできる空調装置を提供する。【構成】 空調装置の記憶手段には、凝縮器温度に対応した初期積分演算値が記憶されている。制御手段は、運転が開始されてから凝縮器温度が所定温度に達すると、演算手段に前記初期積分演算値を付与して演算を開始させる。更に、変更手段は、制御開始から所定時間内に凝縮器温度が設定温度を超えたときには、前記初期積分演算値を変更する。したがって、初期値が入力された状態から制御が開始されるので、演算値積算のための遅れを生じさせることなく直ちに空冷ファン制御が開始でき、更に、初期値が適合しない場合には、変更手段により初期値が変更され、新たな初期値で制御が開始されるので、常に適切な状態で空冷ファン制御を開始できる。
請求項(抜粋):
冷媒を蒸発させる蒸発器と、冷媒を吸収する吸収液を蓄え前記蒸発器で蒸発した冷媒蒸気を該吸収液に吸収させる吸収器と、冷媒蒸気を吸収した希吸収液を加熱して冷媒蒸気と濃吸収液とを発生する再生器と、該再生器で発生した冷媒蒸気を凝縮させる凝縮器とを有し、前記凝縮器と前記蒸発器との圧力差によって前記凝縮器から前記蒸発器へ冷媒を送出せしめ、前記蒸発器により空調すべき室内の空気を直接冷却し、該冷却した空気をダクトを介して室内に送風して冷房を行う吸収式冷凍機を用いた空調装置において、前記凝縮器を冷却する空冷ファンと、外気温度を検出する外気温度検出手段と、前記再生器を加熱するバーナで燃焼させるガス量をガスインプットとして検出するガスインプット検出手段と、前記凝縮器の温度を検出する凝縮器温度検出手段と、前記凝縮器の適正目標温度を記憶する温度記憶手段と、目標温度と検出された凝縮器温度の偏差をなくすために目標温度と検出された凝縮器温度の偏差の積分演算を行なう演算部を含み、凝縮器温度(T1)、外気温度(T2)、ガスインプットより最適レギュレータ理論を用いて適正な空冷ファン能力を演算する演算手段と、実状に合わせて設定された前記積分演算の初期値を記憶する初期値記憶手段と、運転を開始して前記凝縮器温度が所定温度に上昇したとき前記初期積分演算値を加えて前記演算手段による演算を開始させる制御手段と、空冷ファン能力の演算を開始してから前記凝縮器温度を時系列的に記録する記録手段と、前記空冷ファン能力の制御開始から所定時間経過までに前記凝縮器の最高温度が設定温度を超えたか否かを判別する判別手段と、該判別手段により凝縮器の最高温度が設定温度を超えたと判断された場合には、前記初期積分演算値を変更する変更手段と、前記演算手段により演算された回転数で前記空冷ファンを駆動する空冷ファン駆動手段とを備えたことを特徴とする空調装置。
IPC (3件):
F25B 15/00 306 ,  F25B 15/00 ,  F24F 11/02 102

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