特許
J-GLOBAL ID:200903016507571424

差動装置のトルク分配機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-091201
公開番号(公開出願番号):特開平6-297977
出願日: 1993年04月19日
公開日(公表日): 1994年10月25日
要約:
【要約】【目的】 駆動源から差動装置のトルク分配機構への動力伝達系に用いられていたベベルギヤを廃止してスパーギヤに置き換え、コストおよび重量を削減する。【構成】 エンジンEと左右の車輪WR ,WL との間に配設された差動装置Dは、第1遊星歯車機構PR および第2遊星歯車機構PL を備える。両遊星歯車機構PR ,PL のサンギヤ6R ,6L と一体に形成した一対の外歯ギヤ12R ,12L は、駆動源9に接続された第1駆動軸10に設けた第1スパーギヤ111 と、第1駆動軸10に第3、第4スパーギヤ113 、114 を介して接続された第2駆動軸13に設けた第2スパーギヤ112 とにそれぞれ噛合する。駆動源9を駆動すると第1、第2サンギヤ6R ,6L が逆方向に回転し、エンジンEのトルクが左右の車輪WR ,WL に所定の比率で分配される。
請求項(抜粋):
1つの入力要素(8)と2つの出力要素(3R ,3L )とを備えた差動装置(D)において、その差動装置(D)の入力要素(8)に加えられるトルクを2つの出力要素(3R ,3L )に所定の比率で分配する差動装置のトルク分配機構であって、第1リングギヤ(5R )と、第1サンギヤ(6R )と、前記第1リングギヤ(5R )および第1サンギヤ(6R )に噛合する第1プラネタリギヤ(7R )を支持する第1プラネタリキャリヤ(4R )とよりなる第1遊星歯車機構(PR )と、第2リングギヤ(5L )と、第2サンギヤ(6L )と、前記第2リングギヤ(5L )および第2サンギヤ(6L )に噛合する第2プラネタリギヤ(7L )を支持する第2プラネタリキャリヤ(4L )とよりなる第2遊星歯車機構(PL )とを備え、前記各一対のプラネタリキャリヤ(4R ,4L )、リングギヤ(5R ,5L )およびサンギヤ(6R ,6L )のうちの第1の要素(4R ,4L )を前記2つの出力要素(3R ,3L )にそれぞれ連結するとともに、第2の要素(5R,5L )どうしを相対回転不能に結合して入力要素(8)に連結し、かつ第3の要素(6R ,6L )を第1スパーギヤ(111 )および第2スパーギヤ(112)を介してそれぞれ駆動源(9)に連結したことを特徴とする、差動装置のトルク分配機構。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平4-321435

前のページに戻る