特許
J-GLOBAL ID:200903016527992671

スクロール形電動圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本多 小平 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-332146
公開番号(公開出願番号):特開平5-332271
出願日: 1991年12月16日
公開日(公表日): 1993年12月14日
要約:
【要約】【目的】 スクロール圧縮機における圧縮行程が終了して、一対の最小密閉空間形成時以後の吐出行程で、旋回スクロールラップ外壁面側の第1の空間からの圧縮ガスの吐出口への流出はラップ先端に形成される流路と拡大された吐出口による流路とを通してすみやかに行われるが固定スクロールラップ外壁面側の第2の空間からの圧縮ガスの吐出口への流出はラップ先端に形成される流路を通してのみであるため過圧縮となり、また、第1の空間との間でバンランスを欠くという問題が生ずるが、本発明は、かかる問題点の解消を目的とする。【構成】 第2の空間からの吐出流路断面積を増加するため、固定スクロールラップ先端にカット部を設けるか、もしくは、旋回スクロールラップの先端内壁面をえぐって形成した凹部を設けるかして、第1および第2の空間から圧縮ガスがすみやかに、かつ、バランスよく流出する構成とした。
請求項(抜粋):
鏡板に直立して形成した渦巻き状のラップからなる固定スクロールおよび旋回スクロールを有し、両スクロールを互にラップを内側に向けて組合わせ、各々のラップと鏡板によって旋回スクロールラップ外壁面側と固定スクロールラップ外壁面側とにそれぞれ形成される第1および第2の空間がスクロールの中心方向に移動するに従ってその容積を減少するように両スクロールの相対運動を行ない、スクロール外周側から吸入したガスを圧縮して前記固定スクロールの中央部に設けられた吐出口から圧縮ガスとして吐出するものであって、吐出行程において前記第1の空間内の圧縮ガスは、拡大された吐出口の輪郭線が該第1の空間側へ入り込んでゆくことにより形成される流路を通して吐出口へ流出するように構成されたスクロール形電動圧縮機において、固定スクロールラップ先端において、巻始め角が稍々大となるようにラップ高さ全体にわたりもしくは部分的に切欠したカット部を設け、前記吐出行程中、該カット部による増加流路断面積の流路を通して第2の空間内の圧縮ガスが吐出口へ流出するように構成されたことを特徴とするスクロール形電動圧縮機。
IPC (3件):
F04C 18/02 311 ,  F04C 18/02 ,  F04C 29/00
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭55-101788
  • 特開昭56-020701
  • 特開昭57-148088

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