特許
J-GLOBAL ID:200903016555659244

オートテンショナ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 欽造 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-206858
公開番号(公開出願番号):特開平8-074953
出願日: 1994年08月31日
公開日(公表日): 1996年03月19日
要約:
【要約】【目的】 小型でしかもタイミングベルト2の振動防止効果の大きな構造を得る。【構成】 揺動部材18に枢支したプーリ5を、捩りコイルばね28等の張力付与ばねの弾力によりタイミングベルト2に押し付ける。ダンパ装置34により、上記プーリ5がタイミングベルト2から退避する方向への変位を、緩徐に行わせる。このダンパ装置34を構成するシリンダ筒39内周面と、このシリンダ筒39内に嵌装されたピストン外周面との間のリーク隙間の厚さを、所定範囲内に規制する。
請求項(抜粋):
固定の部分に直接若しくはこの固定の部分に固定された固定部材を介して支持された第一軸と、この第一軸を中心として揺動自在な揺動部材と、この揺動部材の一部で上記第一軸と離隔した部分に設けられた、上記第一軸と平行な第二軸と、この第二軸の周囲に回転自在に支持されたプーリと、このプーリをタイミングベルトに向け押圧する弾力を上記揺動部材に付与すべく、上記固定の部分若しくは固定部材と上記揺動部材との間に設けられた張力付与ばねと、上記固定の部分若しくは固定部材と上記揺動部材との間に設けられ、この揺動部材が上記張力付与ばねの弾力に抗して変位する事に対する抵抗となるダンパ装置とを備え、このダンパ装置は、内部に粘性液体を封入したシリンダ筒と、このシリンダ筒の内部に軸方向に亙る変位自在に嵌装されたピストンと、このピストンとシリンダ筒との間に設けられ、このピストンを一方向に付勢する付勢ばねと、この付勢ばねの弾力に基づく上記ピストンの変位に伴って、上記シリンダ筒からの突出量を増すプランジャと、上記ピストンの軸方向両端面同士を連通する通油路と、この通油路と直列に設けられ、上記ピストンが上記付勢ばねの弾力に基づいて変位する場合にのみ開く逆止弁とを備えたものであり、且つ、上記張力付与ばねは上記シリンダ筒外に設けられているオートテンショナであって、上記揺動部材及びこの揺動部材と共に揺動する部分の揺動慣性質量の合計をm1 kgとし、上記ダンパ装置の伸縮に伴ってシリンダ筒内で軸方向に変位する部材の慣性質量の合計をm2 kgとし、オートテンショナの使用状態での上記粘性液体の動粘度をνmm2/s とし、同じく使用状態での上記粘性液体の密度をρkg/mm3とし、上記シリンダ筒の内周面と上記ピストンの外周面との間に存在する微小なリーク隙間の軸方向長さをLmmとし、上記ピストンの外径をdmmとし、上記シリンダ筒の内径rmmと上記ピストンの外径dmmとの差の半分として(r-d)/2で表される、上記リーク隙間の厚さをhmmとし、上記張力付与ばねのばね定数をK1 kg/s2 とし、上記付勢ばねのばね定数をK2 kg/s2 とし、上記揺動部材に関する、上記プーリと上記ダンパ装置との間での変位運動方向係数をB1 、B2 、B4 とし、上記揺動部材に関する、上記プーリと上記張力付与ばねとの間での変位運動方向係数をB3 とし、使用状態での上記タイミングベルトの張力変動に伴う上記プーリへの入力荷重の変動の片振幅をakgmm/s2とし、使用状態で最も有害となる、上記タイミングベルトの振動の周波数をfHzとし、時間をts とし、上記タイミングベルトの振動に伴う上記プーリの変位をxmmとし、上記タイミングベルトの振動に伴うプーリの変位速度をdx/dt mm/sとし、上記タイミングベルトの振動に伴うプーリの変位加速度をd2x/dt2 mm/s2 とし、上記タイミングベルトの振動に伴うプーリの変位幅をxp-p mmとした場合に、(m1 +B1 m2 )d2x/dt2 +B2 {(3πνρLd3 )/4h3 }dx/dt +(B3 K1 +B4 K2 )x=a sin(2πft)なる式より求められる、xp-p /2が0.7mmとなる上記リーク隙間の厚さをh1 mmとし、xp-p /2が0.05mmとなる上記リーク隙間の厚さをh2 mmとした場合に、上記hをh2よりも大きく、h1 よりも小さくし、且つ、上記hを0.002mmよりも大きくしたオートテンショナ。
IPC (2件):
F16H 7/12 ,  F02B 67/06
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭61-294249

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