特許
J-GLOBAL ID:200903016557902235
自己由来の微小血管内皮細胞を含む脂肪組織を採取する方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
山本 秀策
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-503893
公開番号(公開出願番号):特表平10-505513
出願日: 1995年06月29日
公開日(公表日): 1998年06月02日
要約:
【要約】生存微小血管内皮細胞の増大した集団を保存するように脂肪組織を採集する方法が開示される。微小血管内皮細胞を含む脂肪組織は、組織切断縁部を備えた開孔部を有する細長いカニューレが組み込まれた収集装置を用いて採取される。周囲圧力以下の圧力がカニューレの管腔に付与され、開孔部を通じて脂肪組織を引き、次いで、そこで切断縁部を用いて分離し、結合脂肪マトリックスを破壊する。この採取により、より清潔でより均質な脂肪組織試料が提供され、それによってさらなる加工によって得られた生存微小血管内皮細胞の集団が増大する。採取された脂肪組織をさらにホモゲナイズする迅速で簡単な方法もまた開示される。
請求項(抜粋):
脂肪組織中の生存内皮細胞の増加した集団を保存するように脂肪組織を収集する方法であって、該方法は以下の工程を包含する: 組織を貫通する遠位先端部および対向する近位端部を有する細長い管状カニューレ、該カニューレ中に伸びる管腔、および該遠位先端部に隣接する、該カニューレ上の該管腔から外側に向かって広がる開孔部を有する細長い管状のカニューレを提供する工程であって、該開孔部が該カニューレの長さに沿った方向に細長く、そして該開孔部の対向する遠位端部および近位端部並びに該開孔部の対向する側縁部のそれぞれが組織切断縁部表面を有し; 該カニューレを、該開孔部が脂肪組織に通じるように患者に部分的に挿入する工程; 該管腔に周囲圧力以下の選択的に制御されたレベルの圧力を付与する工程; 該周囲圧力以下の圧力を用いて該開孔部を通じて該管腔に該脂肪組織の一部分を引く工程; 該カニューレの動きを用いて該縁部表面で切断することにより該患者から該脂肪組織の一部分を取り出す工程;および 該周囲圧力以下の圧力を用いて該管腔から収集チャンバー中に該脂肪組織の一部分を取り出す工程。
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