特許
J-GLOBAL ID:200903016601985500

繊維強化樹脂組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 植木 久一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-311008
公開番号(公開出願番号):特開平8-164521
出願日: 1994年12月14日
公開日(公表日): 1996年06月25日
要約:
【要約】【構成】 多数の強化用繊維が略平行に配列されると共に、該繊維間隙間に熱可塑性樹脂が含浸された繊維強化樹脂組成物において、該繊維強化樹脂組成物中に占める強化用繊維の含有率が25〜90体積%であり、且つ該繊維強化樹脂組成物の横断面において、強化用繊維が均一に分布した繊維強化樹脂組成物を開示する。【効果】 熱可塑性樹脂中に強化用の長繊維が高い密度で極めて均一に分布されると共に、樹脂含浸率が著しく高められたものであり、スクリュー等を用いた混練工程で熱可塑性樹脂の溶融温度以上に加熱することによって強化用繊維は速やかに開繊して容易に分散するので、均質で優れた物性の成形体を得ることが可能になる。
請求項(抜粋):
多数の強化用繊維が略平行に配列されると共に、該繊維間隙間に熱可塑性樹脂が含浸された繊維強化樹脂組成物において、該繊維強化樹脂組成物中に占める強化用繊維の含有率が60〜90体積%であり、且つ該繊維強化樹脂組成物の横断面における、下記評価法によって選ばれる全てのユニットについて、強化用繊維の占める面積率を測定し、それらを母集団とした際、該母集団のバラツキが標準偏差で10%以下であることを特徴とする繊維強化樹脂組成物。(評価法)試料である繊維強化樹脂組成物を、アクリル樹脂[ドイツ国、クルツァー(Kulzer)社製、商品名「テクノビット(Technovit)4004」、粉体と液体の混合タイプ]に埋め込み、室温で20分間硬化させた後、繊維強化樹脂組成物における強化用繊維の配向方向にほぼ垂直な横断面を研削により露出させ、該露出面を、番手220番、500番、1000番および2400番のSiC湿式ペーパーを用いて順次1分間ずつ研磨した後、更に平均粒径6μmのダイヤモンドスラリーと平均粒径1μmのダイヤモンドスラリーを用いて夫々1.5分間研磨し、次いで該研磨面のSEMイメージを写真撮影する。撮影された各繊維強化樹脂組成物の横断面写真を、相互に重なり合わないほぼ等面積の略正方形ユニット40〜100個が得られる様に区画すると共に、試料の該周縁部が画像に取り込まれた部分を除外し、得られた略正方形ユニットについて画像処理を行ない、該略正方形ユニット内における強化用繊維の占める各面積率を測定する。
IPC (5件):
B29B 11/16 ,  B29B 9/14 ,  G06T 7/00 ,  B29K101:12 ,  B29K105:08

前のページに戻る