特許
J-GLOBAL ID:200903016636199035

マルテンサイト系ステンレス鋼管の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 道雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-176160
公開番号(公開出願番号):特開平10-017934
出願日: 1996年07月05日
公開日(公表日): 1998年01月20日
要約:
【要約】【課題】高耐食性高強度マルテンサイトステンレス鋼管の焼き割れを生じにくい製造方法の提供。【解決手段】(1)重量%でC:0.1〜0.3%Cr:11〜15%を含むステンレス鋼管を、焼入温度から〔Ms-30°C 〕より低く〔MsとMfの中間温度〕より高い温度まで空冷後、Mf以下まで管内面冷却速度8°C/s以上にて外面を強冷却し80%以上のマルテンサイトとし、焼戻す方法。(2)上記(1)の化学組成の鋼管を、焼入開始から外面温度が〔Ms+400°C〕より低くMsより高い温度まで強冷却後、冷却終了時の1/2 以下の平均熱伝達係数にてMs未満で〔MsとMfの中間温度〕より高い温度まで冷却後、Mf以下まで管内面平均冷却速度8°C/秒以上で冷却し、80%以上のマルテンサイト組織とし、焼戻す方法。
請求項(抜粋):
重量%で、C:0.1〜0.3%およびCr:11〜15%を含有するマルテンサイト系ステンレス鋼管の焼入れにおいて、焼入れ開始温度から外面温度が、〔Ms点-30°C〕より低く〔Ms点とMf点の中間温度〕より高い任意の温度になるまで空冷する第1冷却と、そののち引き続いて外面温度がMf点以下になるまでの温度域を管内面の平均冷却速度が8°C/秒以上となるように管外面を強冷却する第2冷却とからなる2段階の冷却を行い、組織の80%以上をマルテンサイトとし、そののち焼戻しを行うことを特徴とするマルテンサイト系ステンレス鋼管の製造方法。
IPC (3件):
C21D 9/08 ,  C22C 38/00 302 ,  C22C 38/18
FI (3件):
C21D 9/08 E ,  C22C 38/00 302 Z ,  C22C 38/18
引用特許:
審査官引用 (1件)

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