特許
J-GLOBAL ID:200903016673825264

音声符号化伝送システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-328925
公開番号(公開出願番号):特開平9-321783
出願日: 1996年12月09日
公開日(公表日): 1997年12月12日
要約:
【要約】【課題】 差分符号化による音声符号化伝送システムにおいて、無音圧縮を行わない伝送網やSTM網といった既存の伝送網に改良を加えずに、これを無音圧縮技術を伴う伝送網やATM網に収容すると音声品質の劣化が生じる。【解決手段】 中継ノード104は、音声開始直後の過渡期間において、符号器114で復号器108からの音声信号を改めて符号化し、送信端100と受信端102とをタンデム接続する。この符号器114と受信端102の復号器122とには、それぞれ音声開始時に、記憶器118、128が同一の差分処理の基準値を与え、音声開始時における内部状態の不一致による異音の発生を防止する。過渡期間の間に、送信端100の符号器106と復号器122との内部状態は漸近する。過渡期間経過後、無音圧縮器112内のスイッチを切り替えてディジタル1リンクにし、量子化誤差による音声品質劣化を防止する。
請求項(抜粋):
音声信号を差分符号化し音声符号である原音声符号を第1の伝送路に出力する送信ノードと、前記第1の伝送路から受信した原音声符号に基づいて音声信号の有音期間に対応する音声符号のみを選択して第2の伝送路に出力することにより無音圧縮を行う中継ノードと、前記第2の伝送路から受信した無音圧縮音声符号を復号処理して音声信号を出力する受信ノードとを含んだ音声符号化伝送システムにおいて、前記中継ノードは、前記原音声符号から音声信号に含まれる音声情報を取り出す中継復号器と、この音声情報に基づいて前記音声信号の有音期間・無音期間を判別し、これに基づき中継ノードの動作を制御する中継制御信号を出力する中継制御手段と、前記中継制御信号に基づいて、前記無音期間から前記有音期間に遷移するタイミングである音声開始時における前記差分符号化の基準値を決定する符号化基準値決定手段と、前記音声開始時において、この記基準値に基づいて前記音声情報の前記差分符号化を開始し、少なくとも一定の過渡期間、中継音声符号を生成する中継符号化器と、前記原音声符号と前記中継音声符号とが入力され、前記第2の伝送路に、前記中継制御信号に基づいて、前記過渡期間内では前記中継音声符号を出力し、前記過渡期間以降の有音期間では前記原音声符号を出力して、前記無音圧縮音声符号を合成する無音圧縮手段と、を有し、前記受信ノードは、前記無音圧縮音声符号に基づいて前記音声開始を判別し、これに基づき受信ノードの動作を制御する受信制御信号を出力する受信制御手段と、前記受信制御信号に基づいて、差分符号化の前記基準値に対応した前記復号処理の基準値を前記音声開始時において決定する復号基準値決定手段と、前記音声開始時において、この復号処理の基準値に基づいて前記無音圧縮音声符号の前記復号処理を開始し、前記音声信号を出力する受信復号器と、を有することを特徴とする音声符号化伝送システム。
IPC (6件):
H04L 12/28 ,  G10L 9/14 ,  G10L 9/18 ,  H03M 3/04 ,  H03M 7/30 ,  H04Q 3/00
FI (6件):
H04L 11/20 E ,  G10L 9/14 J ,  G10L 9/18 B ,  H03M 3/04 ,  H03M 7/30 B ,  H04Q 3/00

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