特許
J-GLOBAL ID:200903016693303507

稼動中のボールネジにおける温度分布算定方法及び当該方法に基づく変位補正方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 赤尾 直人
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-349493
公開番号(公開出願番号):特開2008-168354
出願日: 2006年12月26日
公開日(公表日): 2008年07月24日
要約:
【課題】ボールネジにおいて、稼動段階の発熱を原因とする各位置の温度分布を考慮したうえで、各作動時間において、指令位置を適切に補正する方法を提供すること。【解決手段】ボールネジ1の両端、及びメネジ2につき、所定の時刻毎に温度測定を行い、時間間隔(Δt)及び単位区間幅(Δx)に基づく差分方程式の解による各区分単位の温度分布を、当該所定の時間の経過毎にマイクロコンピュータによって算定することによるボールネジ1における温度分布の算定方法、及び当該温度分布に基づいて、各所定の位置の固定端11からの距離の増加量を算定し、必要に応じて引張応力が加えられている場合、及び当該引張応力による機械的変形量を考慮し、前記距離の補正を行うことによって、前記課題を達成することができるボールネジにおける指令位置の変位を補正する方法。【選択図】図1
請求項(抜粋):
送り軸として稼動しているボールネジのボールベアリングと結合している固定端並びに移動端、及び螺合しているメネジの位置における温度測定値を、所定の時間間隔(Δt)を単位とする経過時間毎にマイクロコンピュータに入力し、ボールネジの稼動前の初期温度(T0)、及び外気の温度(Tout)を既存の数値要件として設定し、前記時間間隔(Δt)を単位とする経過時間及び所定の単位区間幅(Δx)によって区分された各区分単位(固定端からi番目の区分単位)における温度(Ti,t)を、時間間隔毎に上昇する温度の程度と、メネジの移動に基づいて、ボールネジの長さ方向に沿って、各区分単位に流入する摩擦熱量、隣接している区分単位から流入してくる熱量、及び当該各位置からの外気への対流による放熱量とのバランスに基づく差分方程式によって各区分単位の熱分布をマイクロコンピュータによって算出することに基づく稼動中のボールネジにおける温度分布算定方法。
IPC (3件):
B23Q 17/00 ,  B23Q 15/18 ,  B23Q 5/22
FI (3件):
B23Q17/00 A ,  B23Q15/18 ,  B23Q5/22 530H
Fターム (5件):
3C001KA05 ,  3C001TA04 ,  3C001TB05 ,  3C001TC05 ,  3C029EE01
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 特開昭61-16805号公報
  • ISDN端末装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-291615   出願人:オムロン株式会社
  • 工作機械の熱変位補正方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2000-204570   出願人:ファナック株式会社
審査官引用 (8件)
  • 特開昭63-256336
  • 特開昭63-038531
  • 工作機械及びその熱変形量推定方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2004-321471   出願人:高松機械工業株式会社
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