特許
J-GLOBAL ID:200903016720727276

吸収式冷凍機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西野 卓嗣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-168368
公開番号(公開出願番号):特開平5-018633
出願日: 1991年07月09日
公開日(公表日): 1993年01月26日
要約:
【要約】【目的】 蒸発器及び吸収器の高性能化を図り、それぞれを小型化して吸収式冷凍機を小型化する。【構成】 管内面に管軸方向に螺旋状に延びる突条32を有し、この突条に対応して管外面に溝31を有し、溝31のピッチの管外径に対する比を0.5ないし1.25に設定すると共に、溝31の幅を0.5mmないし5mmに設定し、溝31の深さを0.3mmないし0.7mmに設定した伝熱管を凝縮器用伝熱管35及び蒸発器用伝熱管30に用いた凝縮器12及び蒸発器2を吸収式冷凍機は備え、凝縮器12の伝熱管35の外面では冷媒が溝31に集まり、冷媒蒸気の凝縮が促進され、管内では突条32によって冷却水に乱流が発生し、熱交換効率が向上し、凝縮器12の小型化を図ることが可能になり、又、蒸発器2の伝熱管30の外面では、冷媒が管外面のほぼ全体に広がり、伝熱管30と冷媒との熱伝達が良くなり、かつ、突条32によって冷水に乱流が発生し熱交換効率が向上し、蒸発器2の小型化を図ることが可能になり、吸収式冷凍機が小型化する。
請求項(抜粋):
冷媒の気化によって冷水を冷却して負荷に供給する蒸発器と、この蒸発器から冷媒蒸気が流入すると共に濃吸収液が散布されて濃吸収液によって冷媒蒸気を吸収する吸収器と、この吸収器からの稀吸収液を加熱して冷媒蒸気を分離する再生器と、この再生器から冷媒蒸気が流入してこの冷媒蒸気を凝縮する凝縮器とを配管接続して冷凍サイクルを形成した吸収式冷凍機において、管内面に管軸方向に螺旋状に延びる突条を有し、この突条に対応して管外面に溝を有し、この溝のピッチの管外径に対する比を0.5ないし1.25に設定すると共に、溝の幅を0.5mmないし5mmに設定し、溝の深さを0.3mmないし0.7mmに設定した伝熱管を、冷却水が管内を流れる凝縮器用伝熱管及び冷媒が管外表面に滴下、又は散布されて冷媒によって管内の冷水を冷却する蒸発器用伝熱管に用いた凝縮器及び蒸発器を備えたことを特徴とする吸収式冷凍機。

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