特許
J-GLOBAL ID:200903016733637314

画像再構成処理プログラムおよび記録媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 谷田 拓男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-103507
公開番号(公開出願番号):特開2004-309319
出願日: 2003年04月07日
公開日(公表日): 2004年11月04日
要約:
【課題】2回(または2回以上の)分割投与法を用いる場合に、サブトラクションを行なわずに脳画像再構成を行うことができる画像再構成処理プログラムを提供する。【解決手段】逐次型画像再構成法の計算式の中に脳内残留放射能の影響を組み込むことにより、Tc-99mECD2回分割投与法における負荷画像のS/N比を向上させることができる。具体的には、式14の分母中に前回までの総カウント数yi[h-1]を加えることにより脳内残留放射能の影響を組み込んでいる。例えば2回分割投与の場合、式14の分母中に1回目のカウント数yi[1]が加えられる。すなわち、2回目のSPECTデータを再構成する際に、式14の分母に1回目の投与による脳内の残留放射能yi[1]がベースラインとして存在しているものと考えることにより、サブトラクションを行なわずに脳画像再構成を行うことができる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
放射性同位元素(Radio Isotope : RI)で標識されたトレーサを所定の組織へL(Lは2以上)回分割投与し、各分割投与後に単光子放出コンピュータ断層撮影(Single Photon Emission Computed Tomography : SPECT)または陽電子放出断層撮影(Positron Emission Tomography : PET)測定を行って得られた各SPECT測定データまたは各PET測定データに基づいて、各分割投与後の再構成画像を得る処理をコンピュータを用いて実行する画像再構成処理プログラムであって、 j(=1〜m)を再構成画像上の画素とし、ここでmは再構成画像上の画素の総数であり、i(=1〜n)を前記所定の組織に投与されたRIから放出された光子が当該光子を検出する検出器へ投影される際の投影データ上の画素とし、ここでmおよびnは予め画素数記録部に記録されており、 cijを再構成画像上の画素jから放出された光子が投影データ上の1画素iで検出される確率とし、ここでcijは予めj=1から前記画素数記録部に記録されたmまでおよびi=1から前記画素数記録部に記録されたnまで検出確率記録部に記録されており、 h=1からLについて、λj0[h]を、第h回目の分割投与について用いられる、0回目の逐次近似における再構成画像上の画素jの推定RI濃度とし、ここでλj0[h]は予めj=1から前記画素数記録部に記録された画素jの数mまで第h回推定RI濃度初期値記録部に記録されており、 h=1からLについて、yi[h]を、第h回目の分割投与後に、投影データ上の1画素iで検出された光子のカウント数とし、ここでyi[h]は測定後にi=1から前記画素数記録部に記録された画素iの数nまで第h回測定データ記録部に記録されており、コンピュータに、 第1回目の分割投与後の再構成画像を、k回目の逐次近似における再構成画像上の画素jの推定RI濃度λjk[1]を式(1)を用いてk=0から所定の第1収束条件が成立するまで繰返し計算することにより求める第1回再構成画像生成ステップ、
IPC (2件):
G01T1/161 ,  G06T1/00
FI (3件):
G01T1/161 E ,  G01T1/161 C ,  G06T1/00 290B
Fターム (13件):
2G088EE02 ,  2G088FF04 ,  2G088FF07 ,  2G088KK33 ,  5B057AA09 ,  5B057BA07 ,  5B057CA20 ,  5B057CB02 ,  5B057CB08 ,  5B057CB12 ,  5B057CB16 ,  5B057CD20 ,  5B057CE20
引用特許:
審査官引用 (1件)

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