特許
J-GLOBAL ID:200903016746755170

骨粗鬆症診断方法及び骨粗鬆症診断装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-140734
公開番号(公開出願番号):特開平8-332186
出願日: 1995年06月07日
公開日(公表日): 1996年12月17日
要約:
【要約】【目的】 骨密度や骨弾性率を推定し、骨粗鬆症の進行状況を診断する。【構成】 超音波トランスデューサ1を皮膚に当て、骨Mbに向け、かつ骨Mbの法線に対して所定の角度範囲内で振らせながら超音波インパルスAiを断続的に発射し、骨Mbから戻ってくる骨エコーAeを逐次受波して、エコーレベル及び前記超音波インパルスが発射されてから骨エコーAeが戻ってくるまでのエコー到達時間を計測する。そして、計測により得られたエコー情報から最大エコーレベル及びこのときのエコー到達時間を抽出する。装置本体2内のCPUは、抽出された最大エコーレベル及びこのときのエコー到達時間に基づいて、骨のインピーダンスを算出する。骨Mbの音響インピーダンスは、骨Mbの[弾性率×密度]の平方根で表され、骨密度が増加(減少)すると、弾性率も(増加)低下するので、骨密度や骨弾性率を判断する上で、良い指標となる。
請求項(抜粋):
超音波送受波器を生体に当て、その送受波面の法線を骨に向け、かつ骨の法線に対して所定の角度範囲内で振り動かしながら、超音波インパルスを断続的に発射すると共に、前記骨からのエコーを逐次受波し、受波された骨からのエコー情報に基づいて骨密度又は骨弾性率の状況を推定して骨粗鬆症を診断する骨粗鬆症診断方法であって、前記骨の表面で反射して前記送受波面に戻ってくるエコーを逐次受波して、エコーレベル及び前記超音波インパルスが発射されてから前記エコーが戻ってくるまでのエコー到達時間を計測し、計測により得られたエコー情報から最大エコーレベル及びこのときのエコー到達時間を抽出する第1のステップと、抽出された前記最大エコーレベル及びこのときのエコー到達時間に基づいて、前記生体の軟組織と骨との界面での反射係数又は前記骨の音響インピーダンスを算出する第2のステップとからなり、第2のステップにおいて算出された前記反射係数又は骨の音響インピーダンスから骨密度又は骨弾性率の状況を推定して骨粗鬆症を診断することを特徴とする骨粗鬆症診断方法。

前のページに戻る