特許
J-GLOBAL ID:200903016779897507

耐震性箪笥引出し装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 谷川 昌夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-315888
公開番号(公開出願番号):特開平9-131232
出願日: 1995年11月08日
公開日(公表日): 1997年05月20日
要約:
【要約】【課題】 気軽に開け閉めでき、それでいて、地震時等に箪笥が引出し開け閉め側へ傾いたり、引出し開け閉め方向に揺れる等しても、引出しが箪笥本体から抜け出難く、それだけ地震等の不測の事態に対して安全であるとともに、箪笥の運搬、移動において、施錠無しでも、引出しの抜け出る恐れが極めて少なくそれだけ安全に箪笥を運搬、移動でき、また、このような利点があるにもかかわらず構造簡単に安価に提供可能な耐震性箪笥引出し装置を提供する。【解決手段】 箪笥本体101の引出し挿入部2と、これに対し引出し案内装置4にて出入自在の引出し1とを含む箪笥引出し装置であって、引出し1の底板部材111下面に傾斜下面131を有する可動係合部材13を設けるとともに、引出し挿入部2に引出し1が所定位置へ収納されるとき、可動係合部材13をその傾斜下面131で乗り上がらせたのち下降させて該部材13の前端係合面132に係合できる位置をとる固定係合部材3を設ける。
請求項(抜粋):
箪笥本体の引出し挿入部とこれに対し出入自在の引出しとを含む箪笥引出し装置において、前記引出し挿入部に対する前記引出しの出し入れを案内する引出し案内手段と、前記引出しの底部材下面に形成され、引出し奥側から引出し前側へ向かって引出し底部材下面から次第に遠ざかるように下方へ傾斜する傾斜下面及び下面前端から引出し底部材下面へ向け立ち上がる前端係合面を有し、引出し本体とともに可動である可動係合部と、前記引出し挿入部の前記引出し底部材下面に対向する部材に形成され、前記引出しが前記引出し挿入部の所定位置へ収納されるとき、前記可動係合部を前記傾斜下面で乗り上がらせたのち下降させて前記前端係合面に係合できる位置をとる固定係合部とを備え、前記引出し挿入部と前記引出しとは、該引出し挿入部の内天面と該引出しの該引出し挿入部に挿入される部分の上面との間に、該引出しを該引出し挿入部の所定位置へ収納するにあたり、前記可動係合部の前記傾斜下面が前記固定係合部に乗り上がったのちそれから外れて下降でき、該引出しを引き出すにあたって該引出しの前端部を持ち上げて該固定係合部から該可動係合部を外して手前へ引き出せる引出し昇降用間隙が得られる寸方関係に形成してあり、前記引出し案内手段は、前記引出しの左右の側部材のそれぞれの奥側端部に遊転自在に設けた第1ローラと、該各側部材に該第1ローラから引出し前端へ向け設けた引出しとともに可動の可動レール部材と、前記箪笥本体の引出し挿入部における左右の側部材のそれぞれの前側端部に遊転自在に設けた第2ローラと、該各側部材に該第2ローラから引出し挿入部の奥側へ向け設けた上下の固定レール部材とを備えており、前記第1ローラは前記上下の固定レール部材の間に嵌まって上下動を規制された状態で転動できるとともに、前記可動レール部材は前記第2ローラに上方から当接して該引出しとともに移動でき、前記各上側固定レール部材の前端は引出し挿入部前端部の手前位置にあって前記第2ローラとの間に引出し出し入れ方向の間隙を形成しており、該間隙を利用して、前記第1ローラを前記上下固定レール部材の間に挿脱できるとともに、前記引出しを引出し挿入部の所定収納位置に挿入するにあたり前記可動係合部が前記固定係合部に乗り上がるとき及び前記引出しを引出し収納状態から引き出すために該引出し前端部を持ち上げて該可動係合部を固定係合部から外すときの前記可動レール部材の昇降動作が許されることを特徴とする耐震性箪笥引出し装置。
FI (2件):
A47B 88/00 B ,  A47B 88/00 G

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