特許
J-GLOBAL ID:200903016801015424

柔軟なモノブロックの眼内レンズ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 下坂 スミ子 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-537498
公開番号(公開出願番号):特表2002-507451
出願日: 1999年03月16日
公開日(公表日): 2002年03月12日
要約:
【要約】本発明は、中央光学部分(1)と、目の内壁に接する2個の接触弓形部(5)を備えた鞏膜部分(4)とを含み、各々の接触弓形部(5)に対して中央光学部分(1)と結合される2個の結合要素(10,10')を含む、柔軟な材料から構成したモノブロックの眼内レンズに関し、このレンズが、2本の垂直軸(6、8)に対して対称性を有し、各接触弓形部(5)の外面(9)が、頂部(S)および2個の端点(E,E')を画定する凸状湾曲部の形状を呈する。頂部(S)と2個の端点(E,E')とを通る円(Ca)の直径は、眼球溝の平均直径φm以上で、かつφm+1.5mm未満である。頂部(S)は、距離D>φaだけ互いに隔てられている。結合要素(10,10')は、レンズの主要面(3)で撓み変形可能であるように構成される。
請求項(抜粋):
折り曲げまたは巻きつけ可能であるが、平均直径φmの眼球溝に埋め込み後も当初の形状に対応する動作形状をレンズが再びとるように十分な弾性を持つ、柔軟な材料から構成されたモノブロックの眼内レンズであって、光学軸(2)を備えて、この光学軸(2)に垂直なレンズ(3)の主要面を画定するディスク形の中央光学部分(1)と、鞏膜部分(4)とを含み、この鞏膜部分が、 ・ 目の内壁と接する2個の接触弓形部(5)を含み、この接触弓形部(5)の各々が、光学部分(1)に対して径方向外面(9)に凸面が配向された凸状湾曲部の形状をほぼ有し、 ・ 各接触弓形部(5)に対して、2個の結合要素(10,10')が光学部分(1)および接触弓形部(5)の間に延びており、レンズは、平面から見て、埋め込み前の当初の形状が、主要面(3)に含まれる垂直な2本の対称軸、いわゆる水平主軸(8)および垂直主軸(6)に対してほぼ対称であり、 ・ 各接触弓形部(5)の外面(9)が、水平主軸(8)に交差する頂部(S)と、水平主軸(8)から等距離のところに配置された2個の点、いわゆる端点(E,E')とを画定するほぼ凸状湾曲形の主要面(3)に軌跡を有し、端点間の曲率半径が常に2.5mmを越え、 ・ 各接触弓形部(5)の頂部(S)および2個の端点(E,E')とを通る円(Ca)の直径φaは、直径φm以上、φm+1.5m未満であり、 ・ 2個の接触弓形部(5)の頂部(S)は、φaを越えるがφaとは異なる距離Dだけ互いに離れており、 ・ 結合要素(10,10')は、水平および垂直主軸(8、6)の2本の軸に対してレンズの対称性を保ちながら、かつ光学部分(1)を少なくともほぼ変形または移動させずに、接触弓形部(5)を互いに、また光学部分(1)に接近させることにより、主要面(3)でレンズの径方向の寸法を短くする方向に撓み変形可能であるように構成され、その結果、レンズは、眼球溝の径方向の退縮に適合可能であることを特徴とするレンズ。
Fターム (7件):
4C097AA25 ,  4C097BB01 ,  4C097CC01 ,  4C097CC05 ,  4C097CC17 ,  4C097CC18 ,  4C097SA08

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