特許
J-GLOBAL ID:200903016814512010

疑似セマフオア方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大菅 義之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-275438
公開番号(公開出願番号):特開平5-113891
出願日: 1991年10月23日
公開日(公表日): 1993年05月07日
要約:
【要約】【目的】本発明の目的は、複数のタスクの排他制御が可能な簡易マルチタスクオペレーティングシステムを実現することである。【構成】疑似セマフォア管理テーブルには、疑似セマフォア番号毎に疑似セマフォアが使用されているか否かを示すフラグとリンクターミナルとが設けられている。このリンクターミナルには、該当する疑似セマフォアのフラグが「1」でイベント待ちとなっているタスクのイベント番号(タスク番号)が順に記憶される。疑似セマフォアを所有しているタスクが資源を開放する場合には、疑似セマフォア管理テーブルの該当する疑似セマフォア番号のフラグを「0」にリセットする。フラグがリセットされると、リンクターミナルの待ち行列の先頭に登録されているイベントフラグ番号のタスクにイベント発生が通知される。イベント発生が通知されたタスクは、フラグのTEST&SETを行いフラグを「1」にセットして実行状態となる。
請求項(抜粋):
疑似セマフォアコードに対応したフラグと待ち行列ターミナルとからなる疑似セマフォア管理テーブル(1) と、疑似セマフォアをセットする場合に、前記疑似セマフォア管理テーブルの該当する疑似セマフォアコードのフラグがセットされているか否かを判別し、フラグがセットされていないときにはフラグをセットするテスト&セット手段(2) と、このテスト&セット手段(2) でフラグがセットされていると判別されたとき、カレントタスクのイベントフラグコードを該当する待ち行列ターミナルの待ち行列の最後にリンクさせ、該タスクをイベント待ち状態にする第1のタスク管理手段(3) と、疑似セマフォアをリセットする場合に、前記疑似セマフォア管理テーブル(1) の該当する疑似セマフォアコードのフラグをリセットするリセット手段(4) と、前記セマフォア管理テーブル(1) の該当する疑似セマフォアコードの待ち行列ターミナルに待ち行列が存在するか否かを調べ、待ち行列が存在するときには、該待ち行列の先頭のイベントフラグコードを削除し、該イベントフラグコードに対応するタスクにイベントの発生を通知する第2のタスク管理手段(5) とを備えることを特徴とする疑似セマフォア方式。

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