特許
J-GLOBAL ID:200903016826180640

累進多焦点レンズ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-086896
公開番号(公開出願番号):特開平7-294859
出願日: 1994年04月25日
公開日(公表日): 1995年11月10日
要約:
【要約】【目的】中距離及び近距離のものを見るときに広く鮮明な視野を得ることができ、累進部における明視域の幅が広く、かつ像のゆれが少なく、更には近距離のものを見るときの眼球回旋負担を極力低減することを目的とする。【構成】中央基準線S上に遠距離のものを見るときの遠用度数に対して1.00D の度数が付加された中用中心Aを設けた。中用中心Aから近用中心Bにかけての累進部6で遠用度数に対して近用度数を得るための加入度数(2.00D) から中用中心Aで付加された度数(1.00D) を差し引いた度数(1.00D) を累進的に付加した。累進明視域の最小幅Fを7.5mm 、中用明視域の最大幅W1 を44mm、近用部明視域の最大幅W2 を18mmとした。中用中心AをアイポイントPとし、アイポイントPから12mm下に近用中心Bを配置した。
請求項(抜粋):
レンズを構成する2つの屈折面のうち少なくとも1つのレンズ屈折面において、該レンズ屈折面の上下方向に非点収差が最も小さくなるように伸びて、その屈折面を左右に分ける中央基準線と、前記中央基準線上で前記レンズの幾何中心の近傍に設けられ、遠距離のものを見るときの遠用度数に対して0.50〜2.50D(ディオプトリー)の度数が付加された屈折力を有する中用中心と、前記中央基準線上の前記中用中心よりも下方に設けられた近用中心と、前記レンズ屈折面の前記中用中心よりも上方に設けられ、同中用中心の屈折力とほぼ同じか又は、その屈折力よりも大きな屈折力を有する中距離のものを見るための中用部領域と、前記レンズ屈折面の近用中心よりも下方に設けられ、近距離のものを見るための近用部領域と、前記中用部領域と前記近用部領域との間に設けられ、中距離から近距離のものを見るための中間部領域と、前記中央基準線を含む前記中間部領域に設けられ、前記中用中心と前記近用中心との間で、遠用度数に対して近用度数を得るための加入度数から前記中用中心で付加された前記度数を差し引いた所定の度数が累進的に付加されて屈折力が変化する累進部とを備え、前記中用部領域と前記中間部領域との境界点付近に設定された装用ポイントから6mm〜18mmの距離に前記近用中心を配置し、前記中央基準線を含む前記中用部領域、前記累進部及び前記近用部領域において、n:レンズ素材の屈折率、C1,C2 :レンズ屈折面上の点における異なる方向の主曲率(単位はm-1)を用いて、次式、(n-1)×|C1 - C2 |≦0.5 (m-1)の条件により定義される明視域を有し、前記累進部の明視域の水平方向の最小幅Fは、前記累進部の長さ(mm)と、前記中用中心と前記近用中心との間で累進的に付加される度数(m-1)とを用いて、次式、F≧0.5(m-1)×累進部の長さ/度数 (mm)の条件を満たし、前記中用部領域の明視域の最大幅W1 は、前記累進部の明視域の最小幅Fと次式、3×F≦W1 ≦8×F (mm)の関係を満たし、前記近用部領域の明視域の最大幅W2 は、同じく前記累進部の明視域の最小幅Fと次式、1.5×F≦W2 ≦4×F (mm)の関係を満たすようにした累進多焦点レンズ。
引用特許:
審査官引用 (9件)
  • 特開昭62-010617
  • 特開平4-291315
  • 特開平3-046617
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