特許
J-GLOBAL ID:200903016829964758
試験片を用いた被検物質の測定方法及び装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
遠山 勉 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-194444
公開番号(公開出願番号):特開2003-083970
出願日: 2002年07月03日
公開日(公表日): 2003年03月19日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 試験片を用いて、液体中の被検物質を、定量性及び再現性よく測定する方法及び装置を提供する。【解決手段】 以下の各過程で液体試料中の被検物質の濃度を測定する。(A)毛管現象で液体試料を展開する領域を有し、第1、第2及び第3の領域がこの順序に設定された担体と、第1の領域に展開可能に担持し、標識した被検物質に特異的に結合する第1の物質と、第2の領域に固定した、被検物質に特異的に結合する第2の物質とを有する試験片に、液体試料を展開し、(B)第1の領域で被検物質と第1の物質とを結合させ、第2の領域で被検物質と第2の物質を結合させて捕獲し、第3の領域に、捕獲されなかった被検物質及び第1の物質を保留させ、(C)第2の領域、及び第2の領域以外の領域において、標識を検出し、(D)第2の領域の標識検出結果を、第2の領域以外の領域の標識検出結果を用いて補正して、被検物質の濃度を算出する。
請求項(抜粋):
以下の各ステップを含む、液体試料中の被検物質の濃度を測定する方法;(A)毛管現象により液体試料を展開することができる領域を少なくとも一部に有し、第1、第2及び第3の領域がこの順序に設定された担体と、担体上の第1の領域に、液体とともに展開可能に担持され、検出可能な標識を有する、被検物質に特異的に結合する第1の物質と、担体上の第2の領域に固定された、被検物質に特異的に結合する第2の物質とを有する試験片に、液体試料を展開させ、(B)第1の領域で被検物質と第1の物質とを結合させ、第2の領域で被検物質と第2の物質を結合させて、被検物質を第2の領域にトラップし、第3の領域に、第2の領域でトラップされなかった被検物質及び第1の物質を保留させ、(C)第2の領域、及び担体の第2の領域以外の領域の一部または全部において、標識を検出し、(D)第2の領域における標識の検出結果を、担体の第2の領域以外の領域の一部または全部における標識の検出結果を用いて補正して、被検物質の濃度を算出する。
前のページに戻る