特許
J-GLOBAL ID:200903016846139868

有機顔料のコンデイシヨニング方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-303235
公開番号(公開出願番号):特開平11-302554
出願日: 1998年10月12日
公開日(公表日): 1999年11月02日
要約:
【要約】【課題】 本発明の一つの目的は、プラスチックス中において容易に分散できる有機顔料を、強酸の使用を無くするか又は減少させた、そして追加の表面処理工程を無くした粗製顔料のコンディショニング方法を用いて、提供することである。【解決手段】 有機顔料を、約50〜約200°Cの温度で、(1)有機顔料に対して少なくとも約0.1重量%の、式(I)及び/又は式(II)【化1】(式中、R1、R2、R3、X、Y、Z及びZ’は本明細書に定義されている通りである)を有する1種以上の界面活性剤、及び(2)有機顔料1重量部当たり約1〜約100重量部の、有機顔料が実質的に不溶である液体を用いてコンディションすることによる顔料組成物の製造方法が開示される。
請求項(抜粋):
(a)有機顔料を、約50〜約200°Cの温度で、(1)有機顔料に対して少なくとも約0.1重量%の、(i) 式【化1】[式中、R1は、C8〜C30脂肪族、或いは、主鎖中の少なくとも1個の炭素原子が-O-、-S-、-CONH-、-NHCO-、-CH=CH-、-OSi(C1〜C4アルキル)2-、又は、場合によっては、置換されたC5〜C7シクロアルキレンで置き替えられている変成されたC8〜C30脂肪族であり、R2は、水素、C1〜C6アルキル、又は-Y-Z’であり、R3が水素又はC1〜C6アルキルであるか、或いは、R2とR3が共にC4〜C7アルキレンであり、Xが直接結合又は-NHC(=NH)-であるか、或いは、XとR2がN+と一緒になって5〜7員のヘテロ環を形成し、Yは、2官能のC1〜C8(環式)脂肪族であり、Zは、-COO-、-SO3-、-PO3=・1/nMn+(ここにMn+は水素イオン又はn価のカチオンである)又はOHであり、但し、ZがOHである場合にはアニオン性の対イオンが存在しなければならず、そしてZ’は-COO-・1/nMn+、-SO3-・1/nMn+又は-PO3=・2/nMn+(ここにMn+は水素イオン及び/又はn価のカチオンである)或いはOHであり、但し、ZがOHである場合にはZ’はOHでなければならない]を有するイオン性界面活性剤、(ii) 式【化2】[式中、R1は、C8〜C30脂肪族、或いは、主鎖中の少なくとも1個の炭素原子が-O-、-S-、-CONH-、-NHCO-、-CH=CH-、-OSi(C1〜C4アルキル)2-、又は、場合によっては、置換されたC5〜C7シクロアルキレンで置き替えられている変成されたC8〜C30脂肪族であり、R2は、水素、C1〜C6アルキル、又は-Y-Z’であり、Xが直接結合又は-NHC(=NH)-であるか、或いは、XとR2がNと一緒になって5〜7員のヘテロ環を形成し、Yは、2官能のC1〜C8(環式)脂肪族であり、そしてZ’は、-COO-・1/nMn+、-SO3-・1/nMn+又は-PO3=・2/nMn+(ここにMn+は水素イオン及び/又はn価のカチオンである)或いはOHである]を有する界面活性剤、或いは(iii)それらの混合物を含んで成る1種以上の界面活性剤、及び(2)有機顔料1重量部当たり約1〜約100重量部の、有機顔料が実質的に不溶である液体、を用いてコンディションし、コンディションされた有機顔料がその液体中に懸濁した懸濁液を形成すること、(b)場合によっては、コンディションされた有機顔料を表面処理すること、及び(c)コンディションされた有機顔料を集めることを含んで成る顔料組成物の製造方法。
IPC (4件):
C09B 67/10 ,  C09B 67/14 ,  C09B 67/20 ,  C09D 11/02
FI (4件):
C09B 67/10 ,  C09B 67/14 ,  C09B 67/20 L ,  C09D 11/02

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