特許

J-GLOBAL ID：200903016918869130

画像抽出方法および装置

発明者： 新妻 規夫
出願人/特許権者： 株式会社富士通ゼネラル
代理人 (1件)： 古澤 俊明 (外1名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-185549
公開番号（公開出願番号）：特開平7-085275
出願日： 1993年06月29日
公開日（公表日）： 1995年03月31日
要約：

【要約】 (修正有)【目的】 煩雑な手続きをせずに、境界に細かい凹凸があったり、内部に小さい孔状の非抽出領域があっても、抽出対象画像を正確に抽出すること。【構成】 (a)の原画像42中に、(b)のように粗輪郭線50を重畳表示し、この粗輪郭線50を細線化した輪郭線52内に原画像42の対応領域54を抽出する。ついで、抽出原画像領域54内の画素について色座標系の成分についてのヒストグラムを(d)(e)(f)のように求め、原画像領域54内の抽出領域用のA点と非抽出領域用のB点を(g)のように指定する。すると、成分ヒストグラムの中から、指定点A、Bの画素の成分がヒストグラムのピーク位置に近く、離れた位置となる成分ヒストグラムを選択し、この成分ヒストグラム上の閾値で抽出領域と非抽出領域を区分し、(h)のような真の画像抽出領域54aを抽出する。

請求項（抜粋）：

(1)画像表示部で表示中の原画像にポインティングデバイスからの入力に基づいて粗輪郭線を重畳して表示し、(2)この粗輪郭線を細線化した輪郭線内の原画像の画素について、予め設定した色空間の複数の構成成分のそれぞれを変量とする複数種類のヒストグラムを求め、(3)前記ポインティングデバイスからの入力に基づいて、前記細線化輪郭線内の原画像における抽出領域内の点Aと非抽出領域内の点Bとを指定し、(4)前記指定点A、Bの画素が前記(2)で求めた複数種類のヒストグラム上の如何なる位置に相当するかを検出し、(5)この検出値に基づいて、前記(2)で求めた複数種類のヒストグラムの中から、前記指定点A、Bの画素がヒストグラムの異なるピーク位置に近く、しかもヒストグラム上で可能な限り離れて位置するようなヒストグラムを選択し、(6)前記(5)で選択したヒストグラム上で前記指定点A、Bの画素が属する領域を区分するための閾値を求め、(7)前記(6)で求めた閾値に基づいて前記色空間を抽出領域と非抽出領域に分割し、この分割した抽出領域に対応した原画像の領域を抽出することを特徴とする画像抽出方法。