特許
J-GLOBAL ID:200903016934039210

N-アセチルガラクトサミニル又はN-アセチルグルコサミニルの転移法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-236716
公開番号(公開出願番号):特開平7-079792
出願日: 1993年09月22日
公開日(公表日): 1995年03月28日
要約:
【要約】【目的】 単一容器内で、ウリジン二リン酸をリサイクルしながら、受容体をGlcNAc又はGalNAcでそれぞれグリコシル化する方法を提供する。【構成】 (a)単一容器内の水性媒質中に以下の(i)〜(vi)の成分を混合して水性反応媒質を形成し、(b)前記水性反応媒質を、前記受容体がグリコシル化されるのに十分な時間、約5〜約10のpH値、約0〜約40°Cの温度に維持して、受容体をGlcNAc又はGalNAcでグリコシル化する。(i)GalNAc-1-P又はGlcNAc-1-P;(ii)ピロホスホリラーゼ;(iii)トランスフェラーゼ;(iv)エピメラーゼ;(v)受容体;及び(vi)(a) UDP、UTP又はその両方、(b) リン酸供与体、及び(c) 該リン酸供与体からのリン酸基をUDPに転移してUTPを形成するキナーゼを含むウリジン二リン酸リサイクル系。
請求項(抜粋):
N-アセチルガラクトサミン1-リン酸(GalNAc-1-P)又はN-アセチルグルコサミン1-リン酸(GlcNAc-1-P)をそれぞれ使用して、ウリジン二リン酸をリサイクルしながら、受容体をGlcNAc又はGalNAcでそれぞれグリコシル化する方法であって、(1)単一容器内の水性媒質中に以下の(i)〜(vi)の成分を混合して水性反応媒質を形成する工程;及び(2)前記水性反応媒質を、前記受容体がグリコシル化されるのに十分な時間、約5〜約10のpH値、約0〜約40°Cの温度に維持する工程、を含む方法。(i)GalNAc-1-リン酸又はGlcNAc-1-リン酸の一方又は他方であるモノサッカライドリン酸;(ii)UTPの存在下で(i)のモノサッカライドリン酸からのUDP-GalNAc又はUDP-GlcNAcの形成を触媒するUDP-GalNAcピロホスホリラーゼ又はUDP-GlcNAcピロホスホリラーゼの一方又は他方;(iii)GalNAcトランスフェラーゼ又はGlcNAcトランスフェラーゼの一方又は他方であるグリコシルトランスフェラーゼであって、存在するトランスフェラーゼが(i)のモノサッカライド1-リン酸としては存在しないGalNAc又はGlcNAcを転移させるトランスフェラーゼ;(iv)UDP-GalNAcとUDP-GlcNAcを相互転換するエピメラーゼ;(v)(iii)のグリコシルトランスフェラーゼのための受容体;及び(vi)(a) UDP、UTP又はその両方、(b) リン酸供与体、及び(c) 該リン酸供与体からのリン酸基をUDPに転移してUTPを形成するキナーゼを含むウリジン二リン酸リサイクル系。〔(ii)、(iii)、(iv)及び(vi)の各々の酵素は触媒量で存在する。〕

前のページに戻る