特許
J-GLOBAL ID:200903016965716792
毒素サブユニットまたはそのフラグメントと共に、又はこれとコンジュゲートされたアレルゲンの経皮投与によるアレルギー反応の抑制
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
藤本 英介
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-590728
公開番号(公開出願番号):特表2004-536804
出願日: 2002年05月23日
公開日(公表日): 2004年12月09日
要約:
本発明は同時投与される蛋白アレルゲンへの経皮免疫応答を増強するためのアジュバントとしてのADPリボシル化活性を有さないCTの非毒性細胞結合Bサブユニット(CTB)およびホロトキシンCTの使用を開示する。マウスへのCTBの局所投与はCTにより誘発される応答に匹敵するそれ自体に対する血清抗体応答を誘導したが、混合プロトタイプ蛋白アレルゲンに対する全身抗体応答の促進においては非効率的であった。逆に、CTまたはCTBとアレルゲンとの同時投与は投与部位の皮膚と連絡するリンパ節および遠位の全身部位において強力な抗原特異的T細胞増殖応答をもたらした。これらの観察結果と合致して、CTBはTh2依存性応答に影響することなくTh1誘発応答を選択的に強化した。皮膚に適用したCTは投与アレルゲンに対する血清IgE応答を増強したのに対し、CTBは同じアレルゲンに対する皮膚表面誘導IgE応答を部分的に抑制した。
請求項(抜粋):
哺乳類におけるIgE媒介過敏性アレルギー反応を抑制するための方法であって、下記工程:上記治療を必要とする哺乳類に、下記成分:
a)アレルゲン少なくとも1種;および、
b)非ADPリボシル化毒素またはそのサブユニット、
を含有し、a)およびb)の量は共に該アレルギー反応を抑制するために有効である組成物を投与すること、を包含する上記方法。
IPC (4件):
A61K39/00
, A61K39/39
, A61P37/06
, A61P37/08
FI (4件):
A61K39/00 Z
, A61K39/39
, A61P37/06
, A61P37/08
Fターム (9件):
4C085AA03
, 4C085AA38
, 4C085BB03
, 4C085BB07
, 4C085DD86
, 4C085EE01
, 4C085EE06
, 4C085FF21
, 4C085GG10
引用文献:
審査官引用 (3件)
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International Immunology, 1999, Vol.11, No.7, pp.1131-1138
-
Clinical and Experimental Allergy, Vol.30, pp.1024-1032
-
European Journal of Immunology, 1994, Vol.29, No.10, pp.3140-3147
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