特許

J-GLOBAL ID：200903017002061754

溶液中の遷移元素の分離方法

発明者： 深沢 哲生 ,  笹平 朗 ,  池田 孝志
出願人/特許権者： 株式会社日立製作所
代理人 (1件)： 本多 小平
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2000-401559
公開番号（公開出願番号）：特開2001-232375
出願日： 1991年02月13日
公開日（公表日）： 2001年08月28日
要約：

【要約】【構成】 溶液に含まれている遷移元素を沈殿に共沈させて分離する方法に関する。アルカリ性領域にて水酸化物沈殿を生成する多価金属イオンと、前記遷移元素を還元する0価の金属(イオンでも化合物でもない金属単体それ自体で、好ましくは粉末)とを前記溶液中に共存させる。更に、該溶液がアルカリ性である、または、該溶液をアルカリ性にするという条件を満たすと、前記多価金属の水酸化物沈殿が生成すると同時に溶液中の遷移元素は上記沈殿物に共沈する。この沈殿物を溶液から分離する。具体的には、例えば、溶液に溶解する第1鉄又は第2鉄化合物と鉄粉とを溶液中に添加した上で溶液をアルカリ性にする。【効果】 例えば放射性廃液中の超ウラン元素のみならず、従来共沈し難かったルテニウムやテクネシウムも共沈させて分離し得る。

請求項（抜粋）：

遷移元素を含有する溶液中にアルカリ性領域にて水酸化物沈殿を生成する多価金属イオンと前記遷移元素を還元する0価の金属とを共存させるという条件、および、該溶液がアルカリ性であるという条件を満足させることにより、前記多価金属の水酸化物沈殿を生成させると同時に該溶液中の遷移元素を該生成沈殿物に共沈させることを特徴とする溶液中の遷移元素の分離方法。

IPC (3件)：

C02F 1/62 ,  C02F 1/70 ZAB ,  G21F 9/10

FI (3件)：

C02F 1/62 Z ,  C02F 1/70 ZAB A ,  G21F 9/10 G

引用特許：

審査官引用 (3件)

• 特開昭53-115557
  
• 特開昭62-204200
  
• 特開昭63-171839