特許
J-GLOBAL ID:200903017010926780

通信機用帯域通過フィルタ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石戸 元
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-083944
公開番号(公開出願番号):特開平10-285063
出願日: 1997年04月02日
公開日(公表日): 1998年10月23日
要約:
【要約】【課題】 正確な低域側カットオフ点および高域側カットオフ点、したがって、帯域幅を自動的に検出できる通信機用帯域通過フィルタを提供する。【解決手段】 制御回路24は、可変減衰器12を-3dBの減衰量に設定し、A/D変換器23が検出する出力レベルを基準値STとして記憶し、次に、減衰量をゼロに設定するとともに、第1,第2の局発信号発振器13,16の局発周波数fL1,fL2を同量ずつ低下させ、前記出力レベルが基準値STと等しくなったときの局発周波数から回路全体の帯域通過フィルタ特性の下限周波数を決定し、その後、第1の局発信号発振器の局発周波数をもとに戻し、第2の周波数混合器17の出力の周波数が高くなるように、前記第2の局発信号発振器の第2の局発周波数を変化させ、前記出力レベルが基準値STと等しくなったときの第2の局発周波数から上限周波数を決定し、通過帯域幅を自動的に検出する。
請求項(抜粋):
所定の周波数の入力信号と、第1の局発信号発振器からの第1の局発周波数の第1の局発信号とを混合して、第1の周波数変換信号を出力する第1の周波数混合器と、第1の周波数変換信号を通過させる高域通過フィルタと、高域通過フィルタの出力と、第2の局発信号発振器からの第2の局発周波数の第2の局発信号とを混合して、第2の周波数変換信号を出力する第2の周波数混合器と、第2の周波数変換信号を通過させる低域通過フィルタとを有するとともに、前記高域通過フィルタと前記低域通過フィルタとは、協働して帯域通過フィルタの特性を有している通信機用帯域通過フィルタにおいて、前記入力信号を前記第1の周波数混合器に渡す前に、減衰制御信号に基づいて減衰量を変更し、変更した減衰量で前記入力信号を減衰させる可変減衰手段と、前記低域通過フィルタの出力レベルを検出する出力レベル検出手段と、前記減衰制御信号を前記可変減衰手段に与え、前記可変減衰手段を所定の減衰量に設定し、前記出力レベル検出手段が検出する出力レベルを基準値として記憶し、前記減衰制御信号を変更して前記可変減衰手段に与え、前記可変減衰手段を減衰量ゼロに設定するとともに、前記第1,第2の局発信号発振器の前記第1,第2の局発周波数を同量ずつ低下させて、前記出力レベル検出手段が検出する出力レベルを記憶した前記基準値と比較し、前記基準値と等しくなったときの前記第1,第2の局発周波数から前記帯域通過フィルタの特性の下限周波数を決定し、その後、前記第1の局発信号発振器の第1の局発周波数をもとに戻し、前記第2の周波数変換信号の周波数が高くなるように、前記第2の局発信号発振器の第2の局発周波数を変化させ、前記出力レベル検出手段が検出する出力レベルが前記基準値と等しくなったときの前記第2の局発周波数から前記帯域通過フィルタの特性の上限周波数を決定する制御手段とを有することを特徴とする通信機用帯域通過フィルタ。
IPC (5件):
H04B 1/10 ,  H03G 3/20 ,  H04B 1/06 ,  H04B 1/26 ,  H04B 17/00
FI (5件):
H04B 1/10 G ,  H03G 3/20 A ,  H04B 1/06 Z ,  H04B 1/26 H ,  H04B 17/00 R

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