特許
J-GLOBAL ID:200903017076290771

中和処理装置における混合槽

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池田 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-399509
公開番号(公開出願番号):特開2005-161107
出願日: 2003年11月28日
公開日(公表日): 2005年06月23日
要約:
【課題】 原水と中和薬剤の混合流路を備え、処理効率や処理精度の低下を防止できると共に、多様なニーズに柔軟に対応できる中和処理装置における混合槽の提供。【解決手段】 混合槽1を、原水Aと中和薬液Bを収容する混合槽本体11と、混合槽本体11に対して抜き取りと差し込みができる流路形成体2とで構成し、流路形成体2を、下部に開口部23が形成された区画板21と、区画板21から混合槽本体11の内壁13に向かって延出して一次側混合槽15および二次側混合槽16の内部に流路を形成する複数の流路形成板22とで構成し、さらに、流路形成体2を、原水Aと中和薬液Bよりも比重が重く、且つ、区画板21にかかる水頭圧P1,P2によって可動な重量と受圧面積とすると共に、混合槽本体11の内壁13と、内壁13に隣接する区画板21の側縁25および流路形成板22の先端26並びに側縁27との間に所定の隙間Sを設けた。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
下部にて連通する一次側混合槽(15)と二次側混合槽(16)に区画されていると共に、一次側混合槽(15)および二次側混合槽(16)の内部に処理すべき原水(A)と中和薬液(B)の混合を促すための複数の流路形成板(22)を備え、処理すべき原水(A)と中和薬液(B)を一次側混合槽(15)の上部から流入させ、一次側混合槽(15)から二次側混合槽(16)へと連なる流路によってこれらを混合して中和処理した後、上記中和処理された処理水(C)を二次側混合槽(16)の上部から流出させる中和処理装置における混合槽(1)において、 上記混合槽(1)は、処理すべき原水(A)と中和薬液(B)を収容する混合槽本体(11)と、混合槽本体(11)に対して抜き取りと差し込みができる流路形成体(2)によって構成され、上記流路形成体(2)は、混合槽本体(11)内を下部にて連通する一次側混合槽(15)と二次側混合槽(16)に区画するための下部に開口部(23)が形成された区画板(21)と、上記区画板(21)から混合槽本体(11)の内壁(13)に向かって延出して一次側混合槽(15)および二次側混合槽(16)の内部に流路を形成する複数の流路形成板(22)を備えて成り、さらに、上記流路形成体(2)は、混合槽本体(11)に流入する処理すべき原水(A)と中和薬液(B)よりも比重が重く、且つ、流路形成体(2)の区画板(21)にかかる水頭圧(P1,P2)によって可動し得る重量と受圧面積を有して成ると共に、上記混合槽本体(11)の内壁(13)と、内壁(13)に隣接する流路形成体(2)を構成する区画板(21)の側縁(25)および流路形成板(22)の先端(26)並びに流路形成板(22)の側縁(27)との間に所定の隙間(S)を設けて成り、上記流路形成体(2)を混合槽本体(11)内に差し込んだ状態で混合槽本体(11)内に処理すべき原水(A)と中和薬液(B)を流入させた際に、上記区画板(21)の一次側混合槽(15)側の面にかかる水頭圧(P1)と二次側混合槽(16)側の面にかかる水頭圧(P2)によって、区画板(21)が差し込まれた位置にてほぼ垂直にバランスしてその状態が保持されると同時に、流路形成体(2)が混合槽本体(11)内の所定の位置に保持されることを特徴とする中和処理装置における混合槽(1)。
IPC (1件):
C02F1/66
FI (8件):
C02F1/66 530D ,  C02F1/66 510L ,  C02F1/66 510R ,  C02F1/66 520 ,  C02F1/66 530C ,  C02F1/66 530L ,  C02F1/66 530P ,  C02F1/66
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特公平4-29438号

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