特許
J-GLOBAL ID:200903017120519552

組立作業システム、その制御装置、組立作業の支援プログラムを記憶した記憶媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-105742
公開番号(公開出願番号):特開平10-296559
出願日: 1997年04月23日
公開日(公表日): 1998年11月10日
要約:
【要約】【課題】 作業者59がワーク50に対して複数種の部品を組み付ける際の作業性を高める。【解決手段】 次に供給する部品の取り付けに工具を必要とする場合には(a)、部品移動台車30は、作業者59が工具を持つ左手と反対側の右側であって、作業者59から最適距離Lの位置に移動すると共に、ターンテーブル21が回転して、ワーク上の部品取付向き53が作業者59からワーク50への向きAOになる。次に供給する部品の取り付けに工具等を必要としない場合(c)、部品作業台車30は、作業者59の利き手の側である右側であって、作業者59から最適距離Lの位置に移動すると共に、ターンテーブル21が回転して、ワーク上の部品取付向き53が、部品からワーク50への向きPOになる。
請求項(抜粋):
作業者がワークに対して複数種の部品を組み付ける際の作業性を高める組立作業システムにおいて、同種の部品を搭載し、搭載した部品を目的の位置へ搬送する複数の部品移動手段と、作業者の組立作業の進捗情報を取得する進捗情報取得手段と、前記進捗情報取得手段で取得された前記進捗情報に応じて、複数の前記部品移動手段のうちのいずれかに対して動作を指示する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記ワークへの各部品の取り付け順序と、各部品のサイズと、各部品が該ワークへの取り付けに治具又は工具(以下、工具等とする。)を必要とする部品であるか否かと、工具等を必要とする部品に関して前記作業者が該工具等を持つ側の手と、該作業者の利き手と、が記憶されている組立作業マスタと、前記組立作業マスタに記憶されている取り付け順序を参照し、前記進捗情報取得手段で取得された前記進捗情報に応じて、作業者に次に供給する部品を決定する供給部品決定手段と、前記組立作業マスタに記憶されている各部品のサイズに応じて、各部品ごとに、部品と作業者との最適距離を求める距離計算手段と、前記組立作業マスタを参照して、前記供給部品決定手段で決定された部品の取り付けに工具等が必要であるか否かを判断し、該部品の取り付けに該工具等が必要であれば、該工具等を持たない側の手を該部品を供給する手とし、工具等が必要でない部品であれば、作業者の利き手を該部品を供給する手とする部品供給手決定手段と、作業者が存在する作業場に関する座標系上で、入力指定された又は予め定められている該作業者の位置を基準として、前記供給部品決定手段で決定された部品に対して前記部品供給手決定手段によって決定された手の側であって、該部品に対して前記距離決定手段で決定された前記最適距離の位置を部品供給位置とし、該部品を搭載している前記部品移動手段に対して該部品供給位置に移動するよう指示する部品供給位置計算手段と、を有することを特徴とする組立作業システム。

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