特許
J-GLOBAL ID:200903017153604938

高活性なNADH依存性パラヒドロキシ安息香酸ヒドロキシラーゼ及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 細田 芳徳
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-257406
公開番号(公開出願番号):特開平6-078765
出願日: 1992年08月31日
公開日(公表日): 1994年03月22日
要約:
【要約】【構成】本発明はNADHの存在下において、パラヒドロキシ安息香酸に作用して、プロトカテキュ酸を生成させる等の所定の酵素学的性質を有するNADH依存性パラヒドロキシ安息香酸ヒドロキシラーゼ、およびその製造方法に関する。【効果】本発明のNADH依存性パラヒドロキシ安息香酸ヒドロキシラーゼは、高活性であるとともに、NADHの存在下において、パラヒドロキシ安息香酸に作用して、プロトカテキュ酸を生成する性質を有しているので、プロトカテキュ酸の工業生産の実用化に極めて有用である。
請求項(抜粋):
次の酵素学的性質を有するNADH依存性パラヒドロキシ安息香酸ヒドロキシラーゼ。?@ 作用NADH(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)の存在下において、パラヒドロキシ安息香酸に作用して、プロトカテキュ酸を生成させる。?A 基質特異性パラヒドロキシ安息香酸を特異的基質とする。?B 至適pHおよび安定pH範囲至適pHはpH7.5〜7.8であり、安定pH範囲は25°C、1時間の保持条件においてpH7.4〜7.8である。?C 至適温度および安定温度範囲反応の至適温度は33°Cであり、pH7.6で60分間保温した時、25°Cまで安定であり、60°C以上で完全失活する。?D 分子量高速ゲル濾過カラム法により測定した分子量は約6.7×104 である。?E 阻害剤等の影響ハロゲンイオン、チオシアンイオンにより阻害されるが、ナトリウムイオン、カリウムイオン等のカチオンイオンにより阻害されない。?F比活性単位時間における還元型ピリジンヌクレオチドの減少を340nmの吸光度で測定した場合、少なくとも約10U/mgの比活性を有する。
IPC (3件):
C12N 9/02 ,  C12P 7/42 ,  C12R 1:01

前のページに戻る