特許
J-GLOBAL ID:200903017173504964
新規なα-グルコシダーゼ及びその製造法
発明者:
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出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-031170
公開番号(公開出願番号):特開平9-201194
出願日: 1996年01月26日
公開日(公表日): 1997年08月05日
要約:
【要約】【構成】 α-グルコシド結合を加水分解して、α-D-グルコースを生成し、マルトースからマルトオクタオースまでの重合度を持つマルトオリゴサッカライド、パラニトロフェニル-α-D-グルコピラノシド、パラニトロフェニル-α-D-マルトシド、パラニトロフェニル-α-D-マルトペンタオシド、ニゲロースに作用するが、イソマルトース、コージビオースには作用しない、熱、pH、界面活性剤などに対する安定性に優れた、新規なα-グルコシダーゼ及びバチルス属に属し、該α-グルコシダーゼ生産能を有する菌株を用いた該酵素の製造法。【効果】 α-アミラーゼ活性測定などの定量の際の共役酵素として、またオリゴ糖類からのグルコース、フルクトースなどの単糖類などの生成、並びにヘテロ少糖類の酵素的合成などに有用なα-グルコシダーゼを、容易にまた安価に製造できる。
請求項(抜粋):
下記理化学的性質を有する新規なα-グルコシダーゼ。(a)作用:α-グルコシド結合を加水分解して、α-D-グルコースを生成する。(b)基質特異性:マルトースからマルトオクタオースまでの重合度を持つマルトオリゴサッカライド、パラニトロフェニル-α-D-グルコピラノシド、パラニトロフェニル-α-D-マルトシド、パラニトロフェニル-α-D-マルトペンタオシド、ニゲロースに作用するが、イソマルトース、コージビオースには作用しない。(c)至適pH及び安定pH範囲:至適pHは6.5〜7.0近辺であり、安定pH範囲は、0.2%牛血清アルブミン存在下で25°C、20時間処理で、pH6.0〜10.5である。(d)作用適温の範囲:作用適温の範囲は、50-55°C近辺である。(e)pH、温度などによる失活の条件:0.2%牛血清アルブミン存在下で25°C、20時間処理で、pH6.0〜10.5の範囲で安定であり、pH4.5以下又はpH11以上で失活する。また熱安定性は、pH7.0、30分処理で55°Cまで安定であり、65°C以上で完全に失活する。(f)分子量:約42,000±5,000(ゲルろ過法)。(g)阻害剤処理の影響:0.2%牛血清アルブミン存在下、pH7.0、25°C、1時間の阻害剤処理処理により、銅、水銀及び銀の重金属イオンおよびドデシル硫酸ナトリウム、p-クロロメルクリ安息香酸により失活する。(h)Km値:パラニトロフェニル-α-D-グルコピラノシドを基質とし、pH7.0、37°CにおけるKm値は、2.8×10-3Mである。
IPC (2件):
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