特許
J-GLOBAL ID:200903017237455024

飛灰の処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 隆久 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-024238
公開番号(公開出願番号):特開平8-323321
出願日: 1994年09月28日
公開日(公表日): 1996年12月10日
要約:
【要約】【課題】 シュレッダーダスト等の廃棄物を焼却した際に発生する飛灰から、効率良くかつ簡単に各種重金属類を分離回収する方法を提供すること。【解決手段】 炭酸ガスを吹送しながら水を用いて飛灰を洗浄する洗浄工程と、前記洗浄工程における固形残渣から、炭酸カルシウム用浮選剤を用いて浮遊選鉱を行い、フロスとして炭酸カルシウムを回収する第1浮遊選鉱工程と、前記第1浮遊選鉱工程の沈降残渣に硫酸を加え、当該沈澱残渣中に存する重金属を金属塩の状態とし、さらにこの金属塩を含む混合物に水を加え、金属塩を溶解すると同時に、溶解した銅イオンを、沈降残渣中に存在していた金属Alにより金属銅として析出させ、この金属銅を不溶解物と共に瀘滓として分離除去する浸出工程と、前記浸出工程で分離した不溶解物を含む濾滓から、金属用浮選剤を用いた浮遊選鉱により、少なくとも銅を回収する第2浮遊選鉱工程と、を有する。
請求項(抜粋):
廃棄物を焼却した際に発生する重金属類およびカルシウム固定化塩素を含有する飛灰を処理する方法であって、炭酸ガスを吹送しながら水を用いて飛灰を洗浄する洗浄工程と、前記洗浄工程における固形残渣から、炭酸カルシウム用浮選剤を用いて浮遊選鉱を行い、フロスとして炭酸カルシウムを回収する第1浮遊選鉱工程と、前記第1浮遊選鉱工程の沈降残渣に酸を加え、当該沈澱残渣中に存する重金属を金属塩の状態とし、さらにこの金属塩を含む混合物に水を加え、金属塩を溶解すると同時に、溶解した銅イオンを、沈降残渣中に存在していた金属アルミニウムにより金属銅として析出させ、この金属銅を不溶解物と共に瀘滓として分離除去する浸出工程と、前記浸出工程で分離した不溶解物を含む濾滓から、金属用浮選剤を用いた浮遊選鉱により、少なくとも銅を回収する第2浮遊選鉱工程と、を有することを特徴とする飛灰の処理方法。

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