特許
J-GLOBAL ID:200903017247971756

比熱容量測定方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 北村 欣一 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-242536
公開番号(公開出願番号):特開平11-083771
出願日: 1997年09月08日
公開日(公表日): 1999年03月26日
要約:
【要約】【課題】 2個の試料の比熱容量を同時に測定することができ、従来の方法に比べて複数の試料の比熱容量を迅速に測定することができる比熱容量測定方法及び装置を提供する。【解決手段】 試料側感熱板1及び参照物質側感熱板2を、加熱手段により周囲物体4を介して所定の昇温速度で加熱し、試料側感熱板1上の容器81 及び参照物質側感熱板2上の容器82 をそれぞれ空にしたとき、試料側感熱板1上の容器81 及び参照物質側感熱板2上の容器82 にそれぞれ熱容量が既知の標準試料を入れたとき並びに試料側感熱板1上の容器81 及び参照物質側感熱板2上の容器82 にそれぞれ熱容量が未知の試料を入れたときの試料側感熱板1及び参照物質側感熱板2と周囲物体4との温度差をそれぞれ同時に測定し、比熱容量演算手段10により、所定の式から2個の未知試料の熱容量を算出し、該熱容量から2個の未知試料の比熱容量を算出する。
請求項(抜粋):
示差走査熱量計において、試料側感熱板及び参照物質側感熱板を、周囲物体を介して所定の昇温速度で加熱し、前記試料側感熱板上の容器及び参照物質側感熱板上の容器をそれぞれ空にしたとき、前記試料側感熱板上の容器及び参照物質側感熱板上の容器にそれぞれ熱容量が既知の標準試料を入れたとき並びに前記試料側感熱板上の容器及び参照物質側感熱板上の容器にそれぞれ熱容量が未知の試料を入れたときの試料側感熱板及び参照物質側感熱板と周囲物体との温度差をそれぞれ同時に測定し、下式C1s=C1r(Y1s-Y1b)/(Y1r-Y1b)但し、 C1r:試料側容器に標準試料を入れたときの標準試料の既知熱容量Y1b:試料側容器が空のときの試料側感熱板と周囲物体との温度差Y1r及びY1s:熱容量が既知の標準試料及び熱容量が未知の試料を試料側容器に入れたときの試料側感熱板と周囲物体との温度差C2s=C2r(Y2s-Y2b)/(Y2r-Y2b)但し、 C2r:参照物質側容器に標準試料を入れたときの標準試料の既知熱容量Y2b:参照物質側容器が空のときの参照物質側感熱板と周囲物体との温度差Y2r及びY2s:熱容量が既知の標準試料及び熱容量が未知の試料を参照物質側容器に入れたときの参照物質側感熱板と周囲物体との温度差より2個の未知試料の熱容量C1s及びC2sを算出し、該熱容量C1s及びC2sから2個の未知試料の比熱容量を算出することを特徴とする比熱容量測定方法。

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