特許
J-GLOBAL ID:200903017260535019

管継手

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 安田 敏雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-244869
公開番号(公開出願番号):特開平10-089559
出願日: 1996年09月17日
公開日(公表日): 1998年04月10日
要約:
【要約】【課題】 排水管などの管継手に内装されるパッキンが、差口の挿入に伴って押動され弾性変形するリップ部を円筒状の本体部の内面に設けたものでは、受口からの管の抜けを防止するための構成が複雑になる。【解決手段】 パッキン4のリップ部4bを、差口3aの挿入方向とは逆方向に傾斜させて円筒部4aの外周面に設け、また、受口2の開口端に径方向内方に突出して内径がその奥側よりも小さくした係止壁2dを設ける。パッキン4を差口3aに装着して受口2に挿入すると、係止壁2dの内周形状に応じて縮径方向に弾性変形したリップ部4bが、受口2内で弾性復帰して受口内周面に圧接状になる。また、リップ部4bの受口開口端側の端部が係止壁2dに軸方向に対面する。これにより、簡単な構成かつ容易な作業でシール性と共に管の抜けがより確実に防止された連結状態とすることができる。
請求項(抜粋):
第1の管の受口内周面とこの受口に挿入される第2の管の差口外周面との間に弾性体より成るシール部材が介装される管継手であって、上記シール部材は、差口外周面に装着される略円筒状の本体部と、この本体部の軸方向一部領域の外周面から差口の挿入方向とは逆方向に斜めに傾斜して径方向外方に突出する環状のシール部とを備え、受口には、シール部の外方端側の外径よりも小形の内周形状を有する係止部が開口端側に設けられると共に、シール部材を差口に装着して受口に挿入するときに縮径方向の弾性変形を生じて上記係止部の内側を通過したシール部が拡径方向に拡がって圧接状となる拡径部が、上記係止部の奥側に段差状に連設されていることを特徴とする管継手。

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