特許
J-GLOBAL ID:200903017333247467
切粉に対する表面潤滑性にすぐれた表面被覆超硬合金製切削工具
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
富田 和夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-286310
公開番号(公開出願番号):特開2002-096207
出願日: 2000年09月21日
公開日(公表日): 2002年04月02日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 切粉に対する表面潤滑性の優れた表面被覆超硬合金製切削工具。【解決手段】 WC基超硬合金基体表面に、a)下部層は0.5〜15μmの平均層厚を有するTi化合物層、b)中間層は1〜15μmの平均層厚を有するAl2O3層及び/又はAl2O3-ZrO2混合層、c)表面下地層は0.1〜3μmの平均層厚を有し、組成式TiOVで表わした場合、厚さ方向中央部をオージェ分光分析装置で測定しV:Tiに対する原子比で1.2〜1.7であるTi酸化物層、d)表面層は0.05〜3μmの平均層厚を有し、組成式:ZrC1-Z(O)Z、ZrN1-Z(O)Z、Zr[C,N]1-Z(O)Zで表わした場合、厚さ方向中央部をオージェ分光分析装置で測定しZrに対する原子比で、Z:0.01〜0.40であるZrの炭酸化物層、窒酸化物層、炭窒酸化物層の1層又は2層以上の複層よりなる硬質被覆層を3〜30μmの全体平均層厚で化学蒸着及び/又は物理蒸着する。
請求項(抜粋):
炭化タングステン基超硬合金基体の表面に、(a)下部層として、0.5〜15μmの平均層厚を有し、Tiの炭化物層、窒化物層、炭窒化物層、炭酸化物層、および炭窒酸化物層のうちの1層または2層以上の複層からなるTi化合物層、(b)中間層として、1〜15μmの平均層厚を有し、表面部に、表面から0.1〜3μmの深さに亘ってTi侵入拡散帯域を形成してなる、酸化アルミニウム層および/または酸化アルミニウムの素地に酸化ジルコニウム相が分散分布してなる酸化アルミニウム-酸化ジルコニウム混合層、(c)表面下地層として、0.1〜3μmの平均層厚を有し、かつ、組成式:TiOV、で表わした場合、厚さ方向中央部をオージェ分光分析装置で測定して、V:Tiに対する原子比で1.2〜1.7、を満足するTi酸化物層、(d)表面層として、0.05〜3μmの平均層厚を有し、かつそれぞれ、組成式:ZrC1-Z(O)Z、組成式:ZrN1-Z(O)Z、組成式:Zr[C,N]1-Z(O)Z、で表わした場合[ただし、(O)は上記表面下地層からの拡散酸素を示す]、同じくそれぞれの厚さ方向中央部をオージェ分光分析装置で測定して、いずれもZrに対する原子比で、Z:0.01〜0.40、を満足するZrの炭酸化物層、窒酸化物層、および炭窒酸化物層のうちの1層または2層以上の複層、以上(a)〜(d)で構成された硬質被覆層を3〜30μmの全体平均層厚で化学蒸着および/または物理蒸着してなる、切粉に対する表面潤滑性にすぐれた表面被覆超硬合金製切削工具。
IPC (4件):
B23B 27/14
, B23B 51/00
, B23P 15/28
, C23C 16/30
FI (4件):
B23B 27/14 A
, B23B 51/00 J
, B23P 15/28 A
, C23C 16/30
Fターム (22件):
3C037CC04
, 3C037CC09
, 3C046FF03
, 3C046FF10
, 3C046FF11
, 3C046FF13
, 3C046FF17
, 3C046FF19
, 3C046FF22
, 3C046FF25
, 4K030BA18
, 4K030BA22
, 4K030BA35
, 4K030BA36
, 4K030BA42
, 4K030BA43
, 4K030BA46
, 4K030BB12
, 4K030CA03
, 4K030JA01
, 4K030LA01
, 4K030LA22
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