特許
J-GLOBAL ID:200903017337124939

車両用連結幌シート

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-227715
公開番号(公開出願番号):特開平6-032231
出願日: 1992年07月13日
公開日(公表日): 1994年02月08日
要約:
【要約】【目的】本発明は、従来、車両用連結幌シートは、一重の合成繊維織布上に熱可塑性ポリマー樹脂をカレンダーロールにより、トッピングを行ったものが用いられているが、両車両間の連結幌に用いる場合、幌枠の自重と車両走行時の諸々の外力で幌体が垂下し連結杆に接当し、損傷を被り寿命を短縮するという欠点があった。かような課題の解決を行い幌体に垂下防止物性を付与すると共に幌体製造の簡便化を図り得る車両用連結幌シートを提供するものである。【構成】2重構成の織布層とよりなる車両用連結幌シートにおいて、一方の基材幌シートの表面層を熱可塑化した時に適度の粘着性を有するポリマー樹脂上に多数本の合成繊維フイラメントを一方向に互いに引き揃えてなる糸条群AとB1およびB2を用いた強化布の組織として用いられる粗目の三軸網状織布が埋設状に貼着され中間層が形成され、かつ、この三軸粗布上に柔軟で弾性に富む熱可塑性ポリマー樹脂がトッピングされて幌シートの内面側表面層として車両用連結幌シートを構成した。
請求項(抜粋):
【請求項 1】 内外側両幌シートからなる両基材幌シートを二重に複層化して構成した車両用連結幌シートにおいて前記一方側の基材幌シート上の少なくとも可塑化状された片面に多数本の有機弾性繊維よりなる合成繊維フイラメントを一方向に互いに並行かつひも状に引き揃えてなる糸条群Aを適宜な間隔をおいて並列せしめ、この糸条群とやはり多数本の有機弾性繊維よりなる合成繊維フイラメントを一方向に互いに並行かつひも状に引き揃えてなる糸条群B1およびB2を夫々適宜な間隔をおいて斜状に並列して相互に斜交し、かつ、これら糸条群B1およびB2の繊維長軸の交点が前記糸条群Aの繊維長軸と互いに交差して三軸交差した状態に粗目網状組織された三軸粗布が埋設状に貼着され、更にこの粗布上に柔軟性を有する熱可塑性ポリマー樹脂が一体に積層されていることを特徴とする車両用連結幌シート。【請求項 2】上記合成繊維フイラメントがアラミド繊維である特許請求の範囲第1項記載の車両用連結幌シート

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