特許
J-GLOBAL ID:200903017365767381

二重偏心圧縮による破壊力学的疲労試験方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 福島 三雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-256290
公開番号(公開出願番号):特開平6-207896
出願日: 1992年09月25日
公開日(公表日): 1994年07月26日
要約:
【要約】【目的】 各種材料の破壊力学的疲労試験において,定負荷,繰り返し負荷でのき裂の進展速度を精密に測定し,且つ高温においても測定を可能とすることを目的とする。【構成】 矩形に近い形状で中央近くに予き裂を入れた試験片に,予き裂側からき裂の両側に偏心荷重を負荷し,き裂進展量をコンプライアンスにより測定する。試験片の両面中央に凹型溝をもうけ,該溝に予き裂を入れてき裂進展を直線的にする。試験片を上下分割型の高周波コイルにより間接加熱し高温での特性を試験する。
請求項(抜粋):
高硬度,低靭性の脆性材料の破壊力学的疲労試験において,長さLが,幅Wより大きく,通常2倍から数倍程度の厚さBの長方形板状の試験片の長さ方向の中心軸を含む幅の中央の面を試験断面とし一端から長さ約W/2もしくはそれ以上の予き裂を入れた試験片を用い,試験断面と両側面との中心からそれぞれ外側へe偏心した予き裂側の端面上の二つの負荷点に中心軸に平行に対称な二つの圧縮負荷P/2を,反対側の端面の合力がPで中心線に沿う圧縮負荷で釣り合せて負荷して,き裂先端にモ-ド1成分のみの応力拡大係数K1 を生じさせることによりき裂を試験断面に沿い進展させ,き裂先端が両端面から約W/2以上離れその影響のない約L-Dの間を試験領域とし,この領域では応力拡大係数の値K1 がき裂長さに関係なく荷重に比例することを用いた試験方法で,高温でも容易な両端面からの圧縮荷重のみにより負荷して,安定な荷重制御により,き裂長さの計測精度に影響されずに高い精度で直接にK1 値を制御して,し十分広い約L-Wの安定き裂成長領域が得られることを特徴とする脆性材料のモ-ド1形き裂進展に対する破壊力学的疲労試験方法

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