特許
J-GLOBAL ID:200903017366814650

固体高分子電解質型燃料電池

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-170542
公開番号(公開出願番号):特開平9-022717
出願日: 1995年07月06日
公開日(公表日): 1997年01月21日
要約:
【要約】【目的】流入しようとする反応ガスに含有される液化された水を除去することが可能な固体高分子電解質型燃料電池を提供する。【構成】固体高分子電解質型燃料電池(スタック)1は、従来例に対し、内部に水滴除去装置21が形成された加圧板2A,2Bを用いている。この水滴除去装置21は、除去水4aを貯留する貯水室211、電気絶縁板92が持つ貫通穴921に対向する位置に形成された貫通穴212、貯水室211の底部に形成され,管用めねじが形成された貫通穴213で構成されている。貫通穴931は、水平方向に関して貫通穴212の形成位置と合致させて、また、上下方向に関して寸法差Hを持たせて貫通穴212よりも下位に形成されている。すなわち、水滴除去装置21では、貫通穴931が酸化剤ガス98の入口部であり、貫通穴212が酸化剤ガス98の出口部であり、貫通穴213が除去水4aを排出するための排水口部である。
請求項(抜粋):
複数個の単位燃料電池が積層された積層体と、この積層体の両端末部に設置された加圧板とを備え、単位燃料電池は、シート状の固体高分子電解質材の電解質膜と,その両主面のそれぞれに接合された燃料電極膜および酸化剤電極膜とを持ち,燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を受けて直流電力を発生する燃料電池セルと、燃料電池セルの両主面のそれぞれに対向させて配置されて,燃料電池セルと対向される側の面に燃料電池セルに供給される燃料ガスまたは酸化剤ガスを通流させるための溝が形成されているセパレータとを有し、加圧板は、燃料ガス・酸化剤ガスの内のいずれかのガスを供給する部位および排出する部位のそれぞれに,前記のガス用の配管を接続するための接続部を有すると共に、積層体を単位燃料電池が積層されている方向に加圧する加圧力を与えるものである、固体高分子電解質型燃料電池において、加圧板が有する前記のガスが供給される部位に備えられる接続部の少なくとも一方のガス用の接続部に隣接させて、水滴除去装置を備え、この水滴除去装置は、前記のガスから除去された除去水を貯留する貯水室と、貯水室の側壁に形成された前記のガスの入口部と、貯水室の側壁の,貯水室中の除去水の最高水面よりも上方の部位にあって,しかも,入口部から流入される前記のガスにより形成されるガス流の前面となる部位を避けた部位に形成された前記のガスの出口部と、入口部よりも下部となる部位に形成された除去水を排出するための排水口部とを有してなることを特徴とする固体高分子電解質型燃料電池。
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (3件)

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