特許
J-GLOBAL ID:200903017367397662

可変容量圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-209801
公開番号(公開出願番号):特開平10-054352
出願日: 1996年08月08日
公開日(公表日): 1998年02月24日
要約:
【要約】【課題】 可変容量圧縮機において、カムプレートの最小傾角状態で、内部に循環する冷媒ガスの循環流量を所定値に規定して、冷媒ガスの循環流量の過不足により不具合が生じるのを抑制する。【解決手段】 シリンダブロック11のシリンダボア11aにピストン35を往復動可能に収容する。駆動シャフト16にピストン35を往復動させるためのカムプレート22を一体回転可能かつ揺動可能に装着する。ハウジング内には、カムプレート22の最小傾角状態において、冷媒ガスを吐出圧領域38、クランク室15、吸入圧領域37及びシリンダボア11aを経由して循環させるための循環通路84を形成する。循環通路84の途中には、冷媒ガスの循環流量を規定するための通口47を設ける。
請求項(抜粋):
ハウジングの内部に制御圧室及びクランク室を形成するとともに駆動シャフトを回転可能に支持し、前記ハウジングの一部を構成するシリンダブロックに複数のシリンダボアを形成するとともに収容孔を設け、前記シリンダボア内にはピストンを往復動可能に収容し、前記駆動シャフトにカムプレートを一体回転可能かつ揺動可能に装着し、前記収容孔には外部冷媒回路から吸入圧領域への吸入通路を開口するとともに、前記カムプレートの揺動に連動して吸入通路を開閉するための遮断体を収容し、吐出圧領域及び吸入圧領域の少なくとも一方と前記制御圧室との間の連通路の途中には容量制御弁を設け、その容量制御弁の開度調整に基づいて前記制御圧室の圧力を変更することにより、前記カムプレートを収容するクランク室の圧力とシリンダボア内の圧力との前記ピストンを介した差を変更し、その差に応じてカムプレートの傾角を変更して吐出容量を制御するように構成した可変容量圧縮機において、前記ハウジング内には、カムプレートが最小傾角状態に揺動されて、遮断体により外部冷媒回路からの吸入通路が遮断されたとき、冷媒ガスを吐出圧領域、クランク室、吸入圧領域及びシリンダボアを経由して循環させるための循環通路を形成し、その循環通路の途中には、冷媒ガスの循環流量を規定するための規定手段を設けた可変容量圧縮機。
IPC (2件):
F04B 27/14 ,  F04B 27/08
FI (2件):
F04B 27/08 S ,  F04B 27/08 P

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