特許
J-GLOBAL ID:200903017378050559

成形性に優れたAl-Mg-Si系合金板とその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 椎名 彊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-185334
公開番号(公開出願番号):特開平9-031616
出願日: 1995年07月21日
公開日(公表日): 1997年02月04日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、合金成分範囲と晶析出物の析出状態を規制することにより、成形性に優れた高BH性を有する6000系Al-Mg-Si系合金板を提供するものである。【解決手段】 Mg+Si≦2.4wt%でかつMg:0.3〜1.5wt%,Si:0.4〜2.0wt%,Cu:0.8wt%未満を含有した圧延板の結晶粒界上に、最大径が0.5μm以下の晶析出物が、その結晶粒界面に対して被覆率5%以下であり、かつ結晶粒内や結晶粒界に、最大径が0.2μm以上の晶析出物が20個未満/100μm2 であるように晶析出物の析出状態を規制する。これにより成形性に優れた高BH性を有するAl-Mg-Si系合金板が得られる。
請求項(抜粋):
重量%でMgとSiがMg+Si≦2.4%の範囲内で、かつ Mg:0.3〜1.5%Si:0.4〜2.0%Cu:0.8%未満を含有し、さらに、Zn:0.03〜1.5%Mn:0.03〜0.2%Cr:0.03〜0.2%Zr:0.03〜0.15%V :0.03〜0.1%Fe:0.03〜0.3%Ti:0.005〜0.1%のうちの1種または2種以上を含有し、残部はAl及び不可避的不純物よりなる合金を素材とし、均質化処理、熱間圧延、冷間圧延および溶体化処理してなる圧延板の結晶粒界上の0.5μm以下の晶析出物が、その結晶粒界面に占める割合として5%以下であり、かつ粒内に0.2μm以上の最大径を有する晶析出物が存在する場合、その個数が20個未満/100μm2 とする事を特徴とする成形性に優れた高BH性を有するAl-Mg-Si系合金板。
IPC (2件):
C22F 1/05 ,  C22C 21/02
FI (2件):
C22F 1/05 ,  C22C 21/02

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