特許
J-GLOBAL ID:200903017383910850

蒸発燃料の処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森下 靖侑
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-160677
公開番号(公開出願番号):特開平10-339218
出願日: 1997年06月04日
公開日(公表日): 1998年12月22日
要約:
【要約】【課題】 蒸発燃料の処理装置に用いられる活性炭の燃料吸着性能及び離脱性能を高める。【解決手段】 燃料タンク9等において発生する蒸発燃料は、エンジンの停止時に、キャニスタCを構成する容器3内に導かれる。その容器3内には粒状の活性炭吸着体18が充填されている。その活性炭吸着体18は、活性炭からなる粒状の吸着母材18aの表面に、活性炭に比べて熱伝導率が大きくかつ熱容量の大きな金属あるいは無機材料からなる蓄熱粒子18bをほぼ一様に付着させたものである。容器3内に導入された蒸発燃料は、その吸着体18中の活性炭に吸着される。その吸着時に活性炭が発生する熱は、蓄熱粒子18bに伝えられるので、活性炭の温度上昇が抑制される。吸着体18に吸着された燃料は、エンジンの作動時に、大気ポート13から容器3内に大気を導入することによって離脱させ、それをエンジンの吸気管12に送って処理する。その燃料離脱時の活性炭の温度低下は、蓄熱粒子18bの保有熱を奪うことによって防止される。
請求項(抜粋):
活性炭を含む吸着剤を充填した容器を備え、その容器内に蒸発燃料を導入することにより、その蒸発燃料を前記吸着剤に吸着させるとともに、前記容器内に空気を導入することにより、前記吸着剤に吸着した燃料を離脱させるようにした蒸発燃料の処理装置において;前記容器内に充填される吸着剤として、活性炭からなる粒状の吸着母材の表面に、活性炭に比して熱伝導率が大きくかつ熱容量の大きな材料からなる蓄熱粒子をほぼ一様に付着させた粒状の活性炭吸着体が用いられていることを特徴とする、蒸発燃料の処理装置。
IPC (2件):
F02M 25/08 311 ,  F02M 25/08
FI (3件):
F02M 25/08 311 D ,  F02M 25/08 311 L ,  F02M 25/08 311 M

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