特許
J-GLOBAL ID:200903017429590316

脱硫排水の石炭灰固化処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松永 孝義
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-186052
公開番号(公開出願番号):特開平9-029058
出願日: 1995年07月21日
公開日(公表日): 1997年02月04日
要約:
【要約】【課題】 吸収塔での脱硫性能を一定に維持でき、石炭灰固化処理する際の処理コスト低減することが可能な脱硫排水処理システムを提供すること。【解決手段】 石炭火力発電所のボイラなどから排出される燃焼排ガス処理用の湿式石灰石一石膏法による脱硫装置の吸収塔11内で塩素濃度を10,000〜40,000ppmの範囲に濃縮し、吸収塔11内から系外に抜き出す吸収液を石膏回収装置31に送り、石膏を分離回収した残りの吸収液を濃縮塔36に送り、燃焼排ガスと接触させて塩素イオン濃度を40,000〜200,000ppmに濃縮する。濃縮塔36から抜き出した液に石炭灰、石灰、セメントの少なくとも一物質以上を添加した後に乾燥して石炭灰を固化する。
請求項(抜粋):
排ガスラインに設置される湿式石灰石一石膏法による脱硫装置の吸収塔から系外に脱硫排水を排出する脱硫排水処理法において、吸収塔内を循環する吸収液中の塩素イオン濃度を検出し、吸収塔からの吸収液の抜き出し量と系外からの補給水量の調整により吸収液中の塩素イオン濃度を所定濃度に濃縮し、吸収塔内から系外に抜き出す吸収液を石膏回収装置に送り、石膏を分離回収した残りの吸収液を排ガスラインに設置する濃縮塔に送り、燃焼排ガスと接触させることで該濃縮塔内の循環液中の塩素イオン濃度を設定濃度まで濃縮させる二段階の塩素濃縮工程を備え、該濃縮塔から抜き出した液に石炭灰、石灰、セメントの少なくとも一物質以上を添加した後に乾燥するようにしたことを特徴とする脱硫排水の石炭灰固化処理方法。
IPC (3件):
B01D 53/50 ,  B01D 53/77 ,  B01D 53/34 ZAB
FI (3件):
B01D 53/34 125 R ,  B01D 53/34 ZAB ,  B01D 53/34 125 E

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