特許
J-GLOBAL ID:200903017443892350

シートベルトの配置構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 砂場 哲郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-128772
公開番号(公開出願番号):特開2001-354113
出願日: 2001年04月26日
公開日(公表日): 2001年12月25日
要約:
【要約】【課題】 車両の障害物との1次衝突後、車内における乗員の2次衝突が生じる際にも、1次衝突時と同様に十分な保護効果が得られるようにする。【解決手段】 シートベルト15によって保持された乗員13の肩の上方に配置された偏向ローラ20から偏向ガイド21に案内され、偏向ガイド21によって乗員13に近づくように偏向されるようなシートベルトの配置構造において、偏向ローラ20は、バネ19の力によって乗員13から離れる方向に、特にはほぼ垂直に移動可能に車体11に固定され、通常状態では引き込まれた通常位置に保持機構16によってバネ19の力に抗して固定されている。保持機構16は、シートベルト15に事故による張力が生じた際に偏向ローラ20を解放し、バネ19の力が急激に偏向ローラ20を動かす。この結果ベルト15に引込み力を生じさせ、この引込み力によって乗員13を通常の着座位置に戻す。
請求項(抜粋):
車両、特に自動車用のシートベルトの配置構造であって、シートベルト(15)と、シートベルト(15)を所定量だけ巻き取り可能なベルトローラ(12)とを有し、該ベルトローラ(12)は、車体(11)好ましくは回転可能に床に固定され、トルク発生機構、特には渦巻きバネによってベルト巻取り方向に付勢され、さらに引出阻止装置を有し、該引出阻止装置が、シートベルト(15)の急激な引出しの際、好ましくは事故によって引き起こされた加速度作用時に、前記トルク発生機構の力に抗してシートベルト(15)の引出しを阻止し、また、シートベルト(15)によって保持された乗員(13)の肩の上方に配置されたベルト偏向装置(17)を有し、該ベルト偏向装置(17)が偏向部材、特には偏向ローラ(20)を有し、ベルトがベルトローラ(12)から偏向部材へ案内され、該偏向部材によって乗員(13)に近づくように偏向され、さらに、ベルトロック(18)を有し、該ベルトロックにはベルトがベルト偏向装置(17)から乗員を介して延在し、該ベルトロックは、車体(11)に取り付けられた引張部材(14)に固定され、シートベルト(15)がベルトロック(18)からさらに車体(11)における固定位置に案内されるようなシートベルトの配置構造において、第1の偏向部材(20)は、バネ(19)の力によって乗員(13)から離れる方向に、特にはほぼ垂直に移動可能に車体(11)に固定され、通常状態では引き込まれた通常位置に保持機構(16)によってバネ(19)の力に抗して固定され、保持機構(16)は、シートベルト(15)に事故による張力が生じた際に第1の偏向部材(20)を解放し、これによりバネ(19)の力が急激に第1の偏向部材(20)を動かし、ベルト(15)に引込み力を生じさせ、この引込み力が乗員(13)を通常の着座位置に戻すことを特徴とするシートベルトの配置構造。
IPC (2件):
B60R 22/46 ,  B60R 22/24
FI (2件):
B60R 22/46 ,  B60R 22/24
Fターム (2件):
3D018CA06 ,  3D018MA06

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