特許
J-GLOBAL ID:200903017446734054

多地点間テレビ会議用端末

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-003325
公開番号(公開出願番号):特開平7-212733
出願日: 1994年01月18日
公開日(公表日): 1995年08月11日
要約:
【要約】【目的】 既存の多地点間通信装置を改造することなく、複数端末によるデータの同時送信を回避できる多地点間テレビ会議用端末を提供する。【構成】 送信権を保有する端末のみが送信データをパケット化して送信できる送信権制御機能を端末に具備することで、複数端末12,13,14による同時送信を回避する。送信権制御機能は、端末側の制御部20から送信権要求パケットを多地点間通信装置10を介して他端末に送信し、選択的同報分配機能により送信権を有する他端末から送信権譲渡パケットを受信し送信権有無記憶部27に有を設定して送信権を獲得することで実現する。選択的同報分配機能は、送信先識別子を送信元のユーザヘッダ作成部24にてパケットに付加し、当該送信先がこれをユーザヘッダ解析部23で識別してパケットを正常受信することにより、多地点間通信装置10の既存の同報分配機能を改造することなく実現する。
請求項(抜粋):
通信回線を介して複数のテレビ会議端末を収容し、該テレビ会議端末から送信されるデータを受信した後、他のテレビ会議端末に同報分配する機能を持つ多地点間通信装置に接続される多地点間テレビ会議用端末において、送信するパケットに送信先識別子と送信元識別子を付加して送信先と送信元を指定する手段と、送信データが発生した時に、送信権を保有している場合には該送信データをパケット化して送信し、送信権を保有していない場合には送信権を獲得するまで該送信データの送信を保留するとともに送信権要求パケットを作成して送信する手段と、受信したパケットの送信先識別子に自端末の送信先が含まれる場合には当該パケットを正常受信し、自端末の送信先が含まれていない場合には当該パケットを廃棄する手段と、送信権要求パケットを正常受信した時に、送信権を保有していない場合もしくは送信権を保有している場合であって送信すべき送信データが有る場合には当該送信権要求パケットを廃棄し、送信権を保有している場合であって送信すべき送信データが無い場合には該送信権要求パケットの送信元識別子で指定された送信元の端末を送信先として送信権譲渡パケットを送信し送信権を放棄する手段と、送信権譲渡パケットを正常受信した時に、送信権を保有している場合には当該送信権譲渡パケットを廃棄し、送信権を保有していない場合には送信権を保有して獲得し前記送信を保留した送信データが有るときはその送信を開始させる手段と、を備えることを特徴とする多地点間テレビ会議用端末。

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