特許

J-GLOBAL ID：200903017460016814

耐食性希土類-遷移金属系磁石の製造方法

発明者： 尾崎 由紀子 ,  小菊 史男 ,  福田 泰隆 ,  藤田 明 ,  下斗米 道夫
出願人/特許権者： 川崎製鉄株式会社
代理人 (1件)： 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平3-256511
公開番号（公開出願番号）：特開平5-101918
出願日： 1991年10月03日
公開日（公表日）： 1993年04月23日
要約：

【要約】【構成】 RE:10at%以上、25at%以下、B:2at%以上、20at%以下を含み、残部は実質的にTMからなる組成の Nd2Fe14B1構造を持つRE-TM-B三元系金属粉末と、該RE-TM-Bよりも低融点のRE-TM系合金及び/又は低融点RE-TM-B系合金粉末とを混合し、ついで成形した後、焼結することからなる永久磁石の製造方法において、上記各低融点合金のインゴットの粗粉砕粉を、室温〜400 °Cで水素脆化した後、真空中にて室温以上、融点未満の温度で脱水素する。【効果】 低融点合金粉の微粉化ひいては主相粉との均一混合性が向上し、その結果磁気特性が改善される。また従来、粉砕時や混合時に懸念された、吸蔵水素の放出に起因した爆発の危険性も回避される。

請求項（抜粋）：

RE:10at%以上、25at%以下、ここでRE:Y, Sc 及びランタノイドのうちから選んだ一種又は二種以上B:2at%以上、20at%以下、を含み、残部は実質的にTM(ここでTMは、Fe, Co及びNiのうちから選んだ一種又は二種以上)からなる組成の Nd2Fe14B1構造を持つRE-TM-B三元系金属粉末と、該RE-TM-Bよりも低融点のRE-TM系合金 (ここでTMは、Ni又はNiとFe, Coのうちから選んだ少なくとも一種との合金物)及び/又は低融点RE-TM-B系合金(ただしTMは直上の記載に同じ) 粉末とを混合し、ついで成形した後、焼結することからなる永久磁石の製造方法において、上記各低融点合金のインゴットの粗粉砕粉を、室温〜400 °Cで水素脆化した後、真空中にて室温以上、融点未満の温度で脱水素することを特徴とする耐食性希土類-遷移金属系磁石の製造方法。

IPC (4件)：

H01F 1/08 ,  B22F 9/04 ,  C22C 1/02 ,  C22C 33/02