特許
J-GLOBAL ID:200903017500349838

波長可変半導体レーザ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大塚 学
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-123342
公開番号(公開出願番号):特開平7-307516
出願日: 1994年05月13日
公開日(公表日): 1995年11月21日
要約:
【要約】【目的】その発振波長が外部の温度変化に対して安定で、かつレーザ部と波長制御部を同じ材料系で構成し集積化に適した構造の波長可変半導体レーザ装置を提供する。【構成】波長可変半導体レーザの出力の一部を2分岐して、一方は所望の発振波長より長い波長を中心波長とする第1光バンドパスフィルタに、他方は所望の発振波長より短い波長を中心波長とする第2バンドパスフィルタに入射し、フィルタからの出力光の差信号によって波長可変半導体レーザの発振波長を制御して発振波長を安定化する波長可変半導体レーザ装置において、発振波長の基準器である光バンドパスフィルタとして同方向性結合器型フィルタを用い、さらにそれを同じ材料系で形成することにより、発振波長が外部の温度変化に対して安定で、装置が小形化される。
請求項(抜粋):
波長可変半導体レーザと、該波長可変半導体レーザの出力光の一部を導波し2分岐する光分岐導波路と、該光分岐導波路の一方の導波路の出力光が入射し該波長可変半導体レーザの所望の発振波長より長い波長を中心波長とする第1光バンドパスフィルタと、該光分岐導波路の他方の導波路の出力光が入射し該波長可変半導体レーザの所望の発振波長より短い波長を中心波長とする第2光バンドパスフィルタと、該第1および第2バンドパスフィルタからの出力光を検出するための第1受光素子および第2受光素子と、該第1および第2受光素子からの出力の差信号によって該波長可変半導体レーザの発振波長を制御する制御回路とにより構成される波長可変半導体レーザ装置において、該第1光バンドパスフィルタとして、該第1光バンドパスフィルタへの入力光を導波する第1導波路と、該第1導波路と平行に近接する第3導波路と、該第1導波路と該第3導波路に近接して平行に分布し回折格子の格子ベクトルの絶対値が該第1導波路の伝搬定数と該第3導波路の伝搬定数の差の絶対値に等しくなる波長を該波長可変半導体レーザの所望の発振波長より長くした第1回折格子で構成される第1同方向性結合器型フィルタと、該第2光バンドパスフィルタとして、該第2バンドパスフィルタへの入力光を導波する第2導波路と、該第2導波路と平行に近接する第4導波路と、該第2導波路と該第4導波路に近接して平行に分布し回折格子の格子ベクトルの絶対値が該第2導波路の伝搬定数と該第4導波路の伝搬定数の差の絶対値に等しくなる波長を該波長可変半導体レーザの所望の波長より短くした第2回折格子で構成された第2方向性結合器型フィルタを具備することを特徴とする波長可変半導体レーザ装置。
IPC (2件):
H01S 3/103 ,  H01S 3/18

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