特許
J-GLOBAL ID:200903017509934865

分散記憶型並列計算機におけるデータレイアウト方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 真田 有
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-095749
公開番号(公開出願番号):特開平9-282290
出願日: 1996年04月17日
公開日(公表日): 1997年10月31日
要約:
【要約】【課題】 逐次プログラムの並列化時にその逐次プログラム中に含まれる並列化可能な部分の配置を自動的に決定できるようにして、プログラムの負担を軽減するとともに分散記憶型並列計算機の処理性能の向上をはかる。【解決手段】 DBR(データレイアウト基本領域)をノードとするとともにそのノード間を実行順に有向枝により結んだDBRグラフを生成し(A1)、DBRグラフ中のDBR毎に複数のPEに対するデータレイアウトの候補を列挙し(A2)、各候補をノードとするとともにそのノード間をDBRグラフの有向枝に応じた全ての組合せで有向枝により結んだグローバルアラインメントグラフを生成し(A3)、グローバルアラインメントグラフにおけるノードおよび有向枝に沿って始点から終点へ至る最短時間経路を抽出し(A4)、その最短時間経路上の候補に従って複数のPEに対するデータレイアウトを行なう(A5)。
請求項(抜粋):
逐次型言語により記述したプログラムを分散記憶型並列計算機用のコードに変換する際に、該並列計算機を構成する複数のプロセッシングエレメント(以下、PEという)に対して、当該プログラム中の並列化可能な部分を割り付けるとともにその部分の処理に必要な配列データを分散・配置するためのデータレイアウト方法であって、当該プログラム中において並列化可能であり且つデータレイアウトを決定する最小の単位であるデータレイアウト基本領域〔以下、DBR(Data-layout Basic Region)という〕をノードとするとともに該ノード間を実行順に有向枝により結んだDBRグラフを生成する第1ステップと、該DBRグラフ中のDBR毎に、該複数のPEに対するデータレイアウトの候補を列挙する第2ステップと、該DBR毎に列挙した各候補をノードとするとともに該ノード間を該DBRグラフの有向枝に応じた全ての組合せで有向枝により結んだグローバルアラインメントグラフを生成する第3ステップと、該グローバルアラインメントグラフにおけるノードおよび有向枝に沿って始点から終点へ至る最短時間経路を抽出する第4ステップと、抽出した該最短時間経路上の候補に従って該複数のPEに対するデータレイアウトを行なう第5ステップとを順次実行することを特徴とする、分散記憶型並列計算機におけるデータレイアウト方法。
IPC (2件):
G06F 15/16 430 ,  G06F 9/45
FI (2件):
G06F 15/16 430 A ,  G06F 9/44 322 G

前のページに戻る