特許
J-GLOBAL ID:200903017555146243

疲労き裂発生防止法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 坂間 暁 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-267108
公開番号(公開出願番号):特開平8-118012
出願日: 1994年10月31日
公開日(公表日): 1996年05月14日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、溶接構造物の付加物溶接部に発生する、溶接疲労き裂発生防止法に関する。き裂発生防止は、従来から種々の方法で行われているが、必要以上の厚板を使用することによる重量増加、補強のための工数増に伴うコストアップ、又は溶接部補修工事に伴うコストアップ不具合等があった。本発明は、このような不具合を解消できる、溶接疲労き裂発生防止法の提供を目的とする。【構成】 本発明は、板状鋼板1表面に溶着する付加物2の溶接端面近傍で、付加物2の中心線Fから所定の距離を離れた位置に中心線Gを持つ溶接ビード5を、中心線Fと平行方向に板状鋼板1に置いた。これにより、付加物2溶接により付加物2中心線F近傍に生じる中心線F方向の引張り残留応力SA が、溶接ビード5設置により付加物2中心線F近傍に生じる中心線F方向の圧縮残留応力SB と重畳されて低減し、疲労き裂発生防止、又は疲労き裂発生遅延を達成できる。また、上述した従来法の施工に伴う不具合を解消できる。
請求項(抜粋):
板状の鋼板表面に付加物を溶接取り付けた溶接構造物の疲労き裂発生を防止する方法において、前記付加物の溶接端面近傍で前記付加物の中心線から所定の距離離隔させ、前記中心線と平行に溶接ビードを前記鋼板表面に置いたことを特徴とする疲労き裂発生防止法。
IPC (2件):
B23K 9/04 ,  B23K 31/00

前のページに戻る