特許
J-GLOBAL ID:200903017556590260
論理シミュレーション装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
青山 葆 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-121428
公開番号(公開出願番号):特開平9-305649
出願日: 1996年05月16日
公開日(公表日): 1997年11月28日
要約:
【要約】【課題】 同時スイッチングノイズの影響を考慮した論理シミュレーションにより、ノイズによるLSIの誤動作を検出できるようにする。【解決手段】 テストパターン格納部18内のテストパターンを用いてシミュレータ本体16がLSIの論理動作をシミュレーションしている間に同時スイッチングノイズの影響を計算するノイズ影響計算部12を設ける。ノイズ影響計算部12は、ノイズ影響計算条件入力部10またはノイズ影響計算条件格納部14により、対象LSIの電源電圧Vddや入力バッファのHレベル入力電圧の最小値VIHおよびLレベル入力電圧の最大値VIL等のノイズ影響計算条件データを得るとともに、このデータとシミュレーション結果に基づいて出力バッファの同時スイッチングに起因するグランドバウンスの大きさΔVを算出する。そして、このΔVとVIHやVILなどを用いて、LSIに印加すべきテストパターンの値を修正する。
請求項(抜粋):
デジタル信号を入力し出力する半導体集積回路の動作を、電源ラインの電位に対応するHレベルと、接地ラインの電位に対応するLレベルと、不定状態Xとの少なくとも3種類の信号値による論理回路の動作としてシミュレーションする論理シミュレーション装置において、前記電源ラインに供給される電源電圧Vddの値を入力するための第1入力手段と、前記集積回路における入力バッファのHレベル入力電圧の最小値VIHおよびLレベル入力電圧の最大値VILを入力するための第2入力手段と、前記論理シミュレーションの過程において同時にスイッチングする出力バッファを検出する同時スイッチング検出手段と、同時スイッチング検出手段による検出結果に基づき、出力バッファの同時スイッチングによって生じる前記接地ラインの電位の波状変動であるグランドバウンスの大きさΔVを算出する算出手段と、前記電源電圧Vddから前記グランドバウンスの大きさΔVを減算した値Vdd-ΔVをHレベル入力電圧実効値として出力し、前記グランドバウンスの大きさΔVをLレベル入力電圧実効値として出力する入力電圧実効値算出手段と、前記集積回路における各入力バッファに前記集積回路の外部から入力される信号の値がHレベルかLレベルかを判定する入力値判定手段と、入力値判定手段によりHレベルの信号が入力されていると判定された入力バッファにつき、i)前記Hレベル入力電圧実効値が該入力バッファのHレベル入力電圧の最小値VIH以上であれば、Hレベルの信号が該入力バッファに入力されているものとし、ii)前記Hレベル入力電圧実効値が該入力バッファのHレベル入力電圧の最小値VIHよりも小さくかつ該入力バッファのLレベル入力電圧の最大値VILよりも大きければ、不定状態Xの信号が該入力バッファに入力されているものとし、iii)前記Hレベル入力電圧実効値が該入力バッファのLレベル入力電圧の最大値VIL以下であれば、Lレベルの信号が該入力バッファに入力されているものとする、という第1の入力値再設定処理を行いつつ、前記論理シミュレーションを続行させる第1制御手段と、入力値判定手段によりLレベルの信号が入力されていると判定された入力バッファにつき、i)前記Lレベル入力電圧実効値が該入力バッファのLレベル入力電圧の最大値VIL以下であれば、Lレベルの信号が該入力バッファに入力されているものとし、ii)前記Lレベル入力電圧実効値が該入力バッファのHレベル入力電圧の最小値VIHよりも小さくかつ該入力バッファのLレベル入力電圧の最大値VILよりも大きければ、不定状態Xの信号が該入力バッファに入力されているものとし、iii)前記Lレベル入力電圧実効値が該入力バッファのHレベル入力電圧の最小値VIH以上であれば、Hレベルの信号が該入力バッファに入力されているものとする、という第2の入力値再設定処理を行いつつ、前記論理シミュレーションを続行させる第2制御手段と、を備えることを特徴とする論理シミュレーション装置。
IPC (4件):
G06F 17/50
, G01R 31/28
, G06F 11/22 310
, G06F 11/25
FI (4件):
G06F 15/60 664 J
, G06F 11/22 310 B
, G01R 31/28 F
, G06F 11/26 310
前のページに戻る