特許
J-GLOBAL ID:200903017557092612

車両用暖房装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-341188
公開番号(公開出願番号):特開平5-169966
出願日: 1991年12月24日
公開日(公表日): 1993年07月09日
要約:
【要約】【目的】エンジンの始動により比較的迅速に車室内の暖房を実現可能とするとともに、優れた搭載性と、製造コストの低廉化とを同時に実現しつつ、高速運転時におけるエンジンの負担軽減及び電磁クラッチの断接頻度を低減することによる電磁クラッチの延命化を図る。【構成】内接歯車ポンプ機構Gは、シリコンオイルの強制移送により吸入空間Sと吐出空間Dとに圧力差を生じさせ、これにより環状遊隙Cの高圧化を促す。シリコンオイルは、攪拌、せん断及び内部エネルギーの上昇とともに、環状遊隙C内における高い内部エネルギー時のせん断により効果的かつ均等に発熱する。ウォータジャケットWは、シリコンオイルの発熱を水温上昇に変換する。リリーフ弁22は、吐出空間Dと吸入空間Sとの圧力差が設定値を超えた時点でシリコンオイルを還流路21によって吐出空間Dから吸入空間Sへと逃がす。
請求項(抜粋):
エンジンに連結された入力軸と、該入力軸に固着された駆動外歯歯車と、密閉空間内に所定の環状遊隙を有して遊嵌され、該駆動外歯歯車と噛合する従動内歯歯車と、該駆動外歯歯車と該従動内歯歯車との噛合部位軸方向外域に形成された吸入及び吐出空間と、該環状遊隙と該吐出空間とを連通する連通路とを有し、一連の動作空間内に粘性流体を封入した発熱用内接歯車ポンプ機構と、該吐出空間と該吸入空間とを連通する還流路に設けられ、設定圧力で開弁して該粘性流体を該吐出空間から該吸入空間に還送するリリーフ弁と、該内接歯車ポンプ機構外域に形成され、該粘性流体の発熱を循環水の温度上昇に変換するウォータジャケットと、を具備することを特徴とする車両用暖房装置。

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