特許
J-GLOBAL ID:200903017589721786
イオン単離のための四重極トラップの改良方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
竹内 澄夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-153039
公開番号(公開出願番号):特開平6-089696
出願日: 1993年05月31日
公開日(公表日): 1994年03月29日
要約:
【要約】【目的】 イオンを単離するためのMS/MSに有用な改良方法を提供する。【構成】 QITのイオンを単離する方法は、RFトラッピングフィールドを上がり傾斜させている間、m(p)-1およびそれ以下のものを走査しつくべく、最大のDAC値の走査をなすために質量軸較正チャートからの値を利用し、一方で前記較正の間、以下される特定の選択された固定補助周波数を印加し、さらにRFトラッピングフィールドを下がり傾斜させている間、m(p)+1およびそれ以上のものを走査しつくべく、最大のDAC値の走査をなすために質量軸較正チャートからの値を利用し、一方でQITのエンドキャップに所定の固定広帯域スペクトルを印加する。
請求項(抜粋):
四重極イオントラップ(QIT)システムを利用したMS/MS分析計のための質量M(p)を有する選択たれたペアレントイオンを単離する方法であって、前記QITシステムがリング電極、一対のエンドキャップ、トラッピング周波数Fを有する、前記エンドキャップに接続されたRFトラッピング電圧源、および前記エンドキャップに接続された補助RF電圧ジェネレータを有し、前記選択たれたペアレントイオンを単離する方法が、(a)前記イオントラップシステムにイオンの広範な質量の範囲を維持するために、前記RFトラッピング電圧を低電圧にする工程と、(b)サンプルを前記QITでイオン化する工程と、(c)前記エンドキャップをゼロDC電圧差にする工程と、(d)イオンを放出させるために前記RFトラッピング電圧を上がり傾斜にする工程と、(e)第1の補助RFジェネレータでもって広帯域スペクトルRFを前記エンドキャップに印加し、m(p)より大きい質量のイオンを共鳴させて放出させる工程と、(f)前記ペアレントイオンの解離によりドーターイオンが生成されるなら、ドーターイオンをトラップするため、前記RFトラップ電圧をある値に減少させる工程と、から成り、工程(d)の期間の少なくとも一部の間、固定周波補助励起を前記エンドキャップに適用することを特徴とする方法。
引用特許:
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