特許
J-GLOBAL ID:200903017596346559
火傷用泡沫と搬送システム
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
渡辺 勤 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-501427
公開番号(公開出願番号):特表平8-501528
出願日: 1992年06月18日
公開日(公表日): 1996年02月20日
要約:
【要約】臨床的に水溶性の泡沫で火傷や擦り傷の局部療法に適用される抗生物質の製剤と製法、及びこの製剤の塗布に用いられるディスペンサーシステム(10、12、14、16、18)。
請求項(抜粋):
クレーム 1. 重量の約1%である抗生物質は傾向として線形構造をした分子を有し、分子の一端がもう一端よりも親水性があり、もう一端は疎水性で、水中油型乳濁液において懸濁しており、 前述の水中油型乳濁液は重量の約2.45〜11.17%の白色ワセリン、重量の約2.45〜11.17%の脂肪アルコール、重量の約0.98〜4.46%の皮膚軟化薬、重量の約1.46〜6.70%の乳化剤、重量の約1.14〜5.20%の吸湿剤、保存料、重量の50%〜80.22%の水から成り、 この乳濁液は、重量の約10%を占める不活性の脂肪族炭化水素のガス状推進剤により、親水性の一端は泡の中空の室房と反対方向に向かい、疎水性の一端は中空の室房に向かって並んでいる前述の線形構造をした抗生物質の分子を含む泡を形成する膜を有する、ミセルのような安定した構造をした泡沫になるよう、煙霧質にされるがその際、抗生物質の水溶性の部分は泡の外部の方に導かれ、疎水性の部分は泡の内部の方へ導かれたものから成る、 ミセル構造であり、塗布後最低でも24時間は泡沫状態を保持するための物理的・化学的特性を有し、臨床的に水溶性の泡沫として局部塗布に適したpH中性の抗生物質の製剤。 2. 水中油型乳濁液が、キシロカインとベンゾカインから成る鎮痛剤のグループから選択した鎮痛剤を重量比0〜20%含んだクレーム1の抗生物質の製剤。 3. 抗生物質がバシトラシン、ネオマイシン、銀スルファダイアジン、ポリミクシンB硫酸塩・バシトラシン・亜鉛・ネオマイシン硫酸塩の混合物から成るグループ中から選ばれるクレーム1の抗生物質の製剤。 4. 抗生物質の製剤が擦り傷や火傷した組織の治療に適合させられ、その際抗生物質が銀スルファダイアジンであるクレーム1の抗生物質の製剤。 5. 脂肪アルコールがステアリルアルコールであり、皮膚軟化薬がイソプロピルミリステートであり、、乳化剤が一定量のソルビタンモノオレートと一定量のポリオキシル40ステアレートであり、吸湿剤がプロピレングリコールであり、保存量がメチルパラベンであり、不活性の脂肪族炭化水素であるガス状推進剤がプロパンとイソブタンの混合物であるクレーム4の抗生物質の製剤。 6. 不活性の脂肪族炭化水素である圧力源ガスがイソブタン85%とプロパン15%から成るクレーム4の抗生物質の製剤。 7. 水中油型乳濁液において重量の各々約8.22%が白色ワセリン、8.22%がステアリルアルコール、3.28%がイソプロピルミリステート、0.55%がソルビタンモノオレート、4.38%がポリオキシル40ステアレート、3.83%がプロピレングリコール、60.22%が水、0.30%がメチルパラベンであり、不活性の脂肪族炭化水素であるガス状推進剤として重量の各5.00%がプロパン、5.00%がイソブタンを含んだクレーム4の抗生物質の製剤。 8. 水中油型乳濁液において重量の各々約8.22%が白色ワセリン、8.22%がステアリルアルコール、3.28%がイソプロピルミリステー卜、0.55%がソルビタンモノオレート、4.38%がポリオキシル40ステアレート、3.83%がプロピレングリコール、60.22%が水、0.30%がメチルパラベンであり、不活性の脂肪族炭化水素であるガス状推進剤として重量の各1.50%がプロパン、8.50%がイソブタンを含んだクレーム4の抗生物質の製剤。 9. 重量の約1%である抗生物質を重量の約2.45〜11.17%の白色ワセリン、重量の約2.45〜11.17%のステアリルアルコール、重量の約0.98〜4.46%のイソプロピルミリステート、重量の約0.16〜0.75%のソルビタンモノオレート、重量の約1.30%〜5.95%のポリオキシル40ステアレート、重量の約1.14〜5.20%のプロピレングリコール、メチルパラベン、重量の50%〜80.22%の水とを混ぜ、 この混合物を混ぜながら摂氏75度に熱し、 全ての成分が液状になり、水中油型乳濁液が得られるまでこの温度を保ったまま混ぜ続け、 液体の状態を保持できる温度である間にこの液体をエアゾール缶に入れ、不活性の脂肪族炭化水素であるガス状推進剤を用いて缶を35ポンド/1平方インチまで加圧した、 痛みを伴わない塗布と除去を可能にする安定性と水溶性のある泡沫として調剤でき、塗布後最低でも24時間は泡沫状態を保持できる、pH中性である抗生物質製剤の製造方法。 10. 抗生物質は銀スルファダイアジンであり、用いられる全成分の量は各々重量の約1%が銀スルファダイアジン、8.22%が白色ワセリン、8.22%がステアリルアルコール、3.28%がイソプロピルミリステート、0.55%がソルビタンモノオレート、4.38%がポリオキシル40ステアレート、3.83%がプロピレングリコール、60.22%が蒸留水、0.30%がメチルパラベン、10.00%が不活性の脂肪族炭化水素であるガス状推進剤であるクレーム9の方法。 11. 重量の10.00%である不活性の脂肪族炭化水素であるガス状推進剤が、重量の各15%がプロパン、85%がイソブタンであるクレーム10の方法。 12. 重量の10.00%である不活性の脂肪族炭化水素であるガス状推進剤が、重量の各50%がプロパン、50%がイソブタンであるクレーム10の方法。 13. ディスペンサーノズルに加圧された缶の口とかみ合う第一の端と泡沫を塗布する第二の端があり、 そのディスペンサーノズルは泡沫の通路を画したものであり、 前述第一の端から泡沫はディスペンサーノズルへ向かうが、この第一の端においてこの通路は円形であるのに対し、泡沫を薄くて幅の広い帯状に塗布する前述第二の端においてこの通路は長方形である、 火傷用の泡沫治療薬を塗布するディスペンサー。 14. 泡沫が出てくるディスペンサーノズルの前述第二の端が約3インチ×1/8インチであるクレーム13の火傷用の泡沫治療薬を塗布するディスペンサー。
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