特許
J-GLOBAL ID:200903017609604820

冷凍装置の油戻し制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-191921
公開番号(公開出願番号):特開平6-034211
出願日: 1992年07月20日
公開日(公表日): 1994年02月08日
要約:
【要約】【目的】油戻し配管を通り圧縮機の吸入側へバイパスする冷媒の流量を抑えながら油戻しを行うことにより、冷凍装置の冷凍能力及び信頼性の向上を図る。【構成】油分離器の底部と圧縮機の吸入側とを接続する油戻し配管に流量調節弁を介設し、油戻し配管における流量調節弁の入口側に入口側温度センサーと出口側に出口側温度センサーとを設け、流量調節弁の入口側温度と出口側温度を検出する。油戻し配管中の冷凍機油の流量に対する冷媒の流量が多いほど流量調節弁の入口側温度と出口側温度との温度差は大きくなるので、この温度差又は温度差の変化に基づいて弁開度調節手段で流量調節弁の開度を調節することにより、油戻し配管を通り圧縮機の吸入側へバイパスする冷媒の流量を抑えながら油戻しを行うことが可能となり、冷凍装置の冷凍能力及び信頼性が向上する。
請求項(抜粋):
圧縮機(1)、凝縮器(3)、膨張弁(4)及び蒸発器(5)を順次接続した冷媒回路を備えた冷凍装置において、圧縮機(1)と凝縮器(3)との間に設けられた油分離器(2)と、油分離器(2)の底部と圧縮機(1)の吸入側とを接続する油戻し配管(9),(10)と、油戻し配管(9),(10)の途中に設けられた流量調節弁(8)と、油戻し配管(9)における流量調節弁(8)の入口側温度(Te1)を検出する入口側温度センサー(6)と、油戻し配管(10)における流量調節弁(8)の出口側温度(Te2)を検出する出口側温度センサー(7)と、入口側温度(Te1)と出口側温度(Te2)との温度差(ΔTe)を算出する温度差算出手段(50)と、温度差算出手段(50)で算出された温度差(ΔTe)に基づいて流量調節弁(8)の開度を調節する弁開度調節手段(51)とを備えたことを特徴とする冷凍装置の油戻し制御装置。

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